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ポンペオ前国務長官、「北京五輪は開催地を変更すべきだ。中国にプロパガンダ上の勝利を許すな」/米上下院の北京五輪ボイコット決議案に続きコメント

政治

北京五輪、米国で開催地変更やボイコット求める動き 下院では決議案提出

ポンペオ米前国務長官は16日、FOXニュースの番組に出演し、来年2月に開催予定の北京冬季五輪に関し、中国共産党体制が新疆ウイグル自治区でウイグル族などイスラム教徒少数民族の「ジェノサイド(民族大量虐殺)」に関与しているとして、開催地を変更すべきだと訴えた。

ポンペオ氏は、ヒトラー率いるナチス・ドイツが1936年に主催したベルリン五輪を引き合いに出し、「中国にプロパガンダ(政治宣伝)上の勝利を許してはならない」と述べる一方、国際舞台での活躍を目指す選手たちのことを考慮し、「別の場所で開催すべきだ」と呼びかけた。

ポンペオ氏は「(開催まで)まだ一年近くある。主催したい国で、五輪の理想を真の意味で掲げる国はあるはずだ」とし、国際オリンピック委員会(IOC)に加えバイデン政権に対して開催地変更に前向きに取り組むよう求めた。

上下院はボイコット決議案

一方、共和党のライト下院議員(フロリダ州選出)は15日、IOCが北京に代わる開催地を見つけられなかった場合、米国オリンピック委員会が北京五輪をボイコットするよう求める決議案を下院に提出した。

決議案は、ウイグル自治区での人権抑圧に加え、中国当局による香港での民主派弾圧や新型コロナウイルスをめぐる情報の隠蔽なども非難。また、他の参加国にもボイコットを求め、可決された場合はブリンケン国務長官に決議を各国に送付するよう要請した。

上院でも1月22日、スコット議員(同州選出)ら共和党の7議員が開催地変更を求める決議案を提出した。決議案は「中国政府が人権状況を大幅に改善させない限り、人権を尊重する国での五輪開催に向けてIOCは選考をやり直すべきだ」と強調した。(sankei)

北京五輪、米国で開催地変更やボイコット求める動き 議会で決議案
 【ワシントン=黒瀬悦成】ポンペオ米前国務長官は16日、FOXニュースの番組に出演し、来年2月に開催予定の北京冬季五輪に関し、中国共産党体制が新疆(しんきょう…

ポンペオ前国務長官のツイート

「今日の私たちの最大の課題は、中国共産党の脅威と物事を家に持ち帰ることだ。私たちは経済を成長させ、アメリカを非常に優れたものにした伝統に戻る必要がある」

「習書記長の気持ちを傷つける心配はない。私たちはアメリカ人を保護し、アメリカの価値観を擁護することに焦点を当てるべき。私たちは中国に対して厳しいままでなければならない」

上下院とも北京五輪のボイコットを決議

・下院決議は米国に2022年北京冬季オリンピックのボイコットを要求
2月15日の共和党議員は、中国共産党(CCP)の重大な人権侵害のために、2022年冬季オリンピックが中国から移されない場合はボイコットするよう米国に求める決議を発表した。

・上院は2月3日にボイコットを決議
米国の共和党上院議員が2022年の冬季オリンピックを中国から撤退させる決議案を発表

米国上院議員リック・スコットと他の6人の共和党上院議員は、国際オリンピック委員会(IOC)に、国の人権記録が不十分なため、2022年冬季オリンピックを中国から移すよう求める決議を導入した。

参考記事

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