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バイデンの「ワクチンの知的財産権放棄を支持声明」の後に、ワクチン製造元の株が急落/米国研究製造業者協会は強い反発

バイデン声明後にワクチン製造元の株が急落

「米国は、世界中のワクチン接種へのアクセスを拡大するために、Covidワクチンの知的財産権放棄を支持しています」

「ファイザー、バイオンテック、ノババックス、モデルナの株式は、米国がCovidワクチンの特許保護を放棄した後、セッション安値に急落した」

米国、世界的な健康危機を理由に、Covidワクチンの特許保護の放棄を支持

2010年5月5日

モデナ、バイオンテック、ファイザーなど、ワクチンを製造してきた主要な製薬会社の株価は、免除の可能性があるというニュースが最初に流れた後、急落した。ファイザー社は横ばい、モデナ社は6.1%、ジョンソン・エンド・ジョンソン社は0.4%の小幅な下落にとどまった。

米国研究製造業者協会(Pharmaceutical Research and Manufacturers of America)は、バイデン政権が知的財産権保護の放棄を支持していることに強い反発を示した。この業界団体は、アストラゼネカ、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどのワクチンメーカーを会員としています。

“同団体のスティーブン・J・ユビ社長兼CEOは、「致命的なパンデミックの最中に、バイデン政権は、パンデミックへの世界的な対応を弱め、安全性を損なうような前例のない措置をとった。

“この決定は、官民のパートナー間に混乱をもたらし、すでに緊張しているサプライチェーンをさらに弱体化させ、偽造ワクチンの拡散を助長するものです」と述べています。”

バイデンの特許権放棄を「間違った策」と製薬団体/特許除外支持の米国に失望

2021.5.6

 製薬会社や団体で構成する国際製薬団体連合会(IFPMA、本部・スイス西部ジュネーブ)は5日、新型コロナウイルスワクチンの特許権の適用除外を米国が支持すると表明したことを「複雑な問題に対し、単純で間違った解決策だ」と批判し「失望させられた」との声明を発表した。

IFPMAは、特許権適用除外はワクチン製造量の増加にはつながらず「逆に混乱を招く」として、世界中にワクチンを行き渡らせるためには、貿易障壁の解消や原材料不足などが取り組むべき課題だと指摘。また特許権が保護されているからこそ、発展途上国のワクチン製造業者に技術移転を行うことが可能になっていると強調した。(共同)

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