岸田氏NPT会議で演説へ「核兵器廃絶の機運を盛り上げる」／岸田氏は核廃絶方法を具体的に述べるべき。単に「核廃絶の希望」なら、ただの人気取りの夢想家(TNW)」

岸田首相 NPT再検討会議へ米に出発「核なき世界」実現訴え

岸田首相、ＮＰＴ会議へ出発　「核なき世界」実現訴え https://t.co/bSN8sJ1BHY

— 時事ドットコム（時事通信ニュース） (@jijicom) July 31, 2022

2022年7月31日

岸田総理大臣は、NPT＝核拡散防止条約の再検討会議に出席するため、31日夜7時すぎアメリカに向け出発した。

出発に先立って岸田総理大臣は、核軍縮をめぐる国際社会の状況に強い危機感を示し、会議への出席を通じて、核兵器のない世界に向けた機運を高めていきたいという考え。

岸田総理大臣は、日本時間の8月1日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で始まるNPTの再検討会議に日本の総理大臣として初めて出席し、演説を行う予定。「強い危機感を持ってニューヨークに向かおうとしている。核軍縮をめぐる国際社会の分断や、ロシアの核兵器による威嚇といった状況を見ると、核兵器のない世界を目指す国際的な機運が著しく低下していると感じている」と指摘。

そのうえで「こうした危機感を感じ、厳しい状況にあるからこそ、日本の総理大臣として初めて会議に出席し、核兵器のない世界に向けた機運をぜひ反転させて再び盛り上げていく機会にしたいと強く願っている」

岸田総理大臣としては、来年、被爆地・広島で開くG7サミット＝主要7か国首脳会議も見据え、NPTでの演説などで日本の取り組みなどを説明し、各国の建設的な対応を呼びかけたい考え。(NHK)

世界の核兵器数は13,400発

配備核弾頭Deployed warheads/その他核弾頭Other warheads/核兵器数Total inventory（2021年1月時点）/核兵器数Total inventory（2020年1月時点）

Global nuclear arsenals grow as states continue to modernize–New SIPRI Yearbook out now

(Stockholm, 14 June 2021) SIPRI today launches the findings of SIPRI Yearbook 2021, which assesses the current state of armaments, disarmament and international...続きを読む

核保有国（中露北）に囲まれている日本

(出典：国際平和拠点ひろしま)

具体的な核廃絶の方法を言及しなければ、単なる夢想家です(TNW)

NPT(核拡散防止条約)：核兵器の不拡散に関する条約は、核軍縮を目的にアメリカ・フランス・イギリス・中国・ロシアの5ヶ国以外の核兵器の保有を禁止する条約。

1万3千発もある核兵器。１発でもあれば、相手に致命傷を与えられる。核廃絶という意味はこの地球上から、核兵器をすべて廃止、ゼロにすること。

岸田氏がどんな演説をするかはわかりませんが、少なくともこれまで核廃絶を訴えたきた人で、具体的な廃絶方法に言及した人を、寡聞にして知りません。というか多分いない。

ロシアがウクライナを核で恫喝し、北は金欲しさに核をさらに保有しようとし、中国は世界の覇権を握ろうと核を拠り所にしている。アメリカも声を上げてはいるが、敵国が核を持っている状況にアメリカだけが核を廃絶するはずもない。

文明は不可逆です。今、核廃絶を声高に叫ぶ人間は、①中露北に利することをしようとする人間か、②核廃絶など絶対にできないと知っているのに、世間の注目を浴びようとし、人気を得ようとする偽善者か、③本当に廃絶ができると思っている頭の弱い、超お花畑脳のドリーマー・夢想家であり、そして岸田氏はそのいずれか、または複数です。

ちなみにオバマは2009年のプラハ演説で、ノーベル平和賞をもらったが、２０１５年度の予算教書の核兵器テスト、維持・発展のための、国家核安全保障局（ＮＮＳＡ）の核弾頭関連予算は、７％増額され８３億ドル（約８３００億円）の史上最高額、さらに２０１９年までに９７ドル（約１兆円）に達し、歴代大統領で核兵器関連の費用を一番使っていた②の偽善者です。

さらに言えば、オバマはプラハ演説でYES WE CANと言いながら、自分の希望だけを述べたうえ、核廃絶は私が生きているうちにはできないと、見事な逃げを打っている詐◯師でもあります。(TNW)