「増税メガネ気にしない」岸田首相の給与、46万円増に批判噴出 肝いり「1人4万円」の減税、与野党・国民も総スカン
11/3(金)
政府は2日、17兆円台前半規模の総合経済対策を閣議決定した。目玉は岸田文雄首相肝いりの所得税と住民税の「1人4万円」の定額減税だが、与野党そして国民からも総スカン状態だ。「増税メガネ」との異名について「どんなふうに呼ばれても構わない」と述べた岸田首相だが、自身の給与が「年46万円」上がる「給与アップ法案」への批判も噴出している。
与党内にも禍根を残した。自民税調幹部からは「所得税減税は意味がありませんよ」とクギを刺された。党内には「現金給付に変更すべきだ」との声も根強い。閣僚経験者は「ごり押しの打ち出しは失敗し、国民にも響かなかった」と話す。
野党からも立憲民主党の泉健太代表が「即効性に欠ける」と語るなど批判の声が出ている。
2日の記者会見で「増税メガネ」との批判に、やや引きつった笑顔で「やるべきだと信じることをやるということだ」と述べた岸田首相だが、国家公務員特別職の給与法改正案もくすぶっている。
首相は月給6000円、ボーナスは夏冬の合計で0・1カ月分を引き上げ年収は46万円増、閣僚も年収32万円増という内容だ。首相は年収の3割を自主返納しているが、返納後も32万円増となる。「国民を差し置いて首相が給与を上げることに理解は得られない」(維新)との批判もある。
政治評論家の小林吉弥氏は「減税策を打ち出したことで岸田首相は党内で孤立状態となり、政権運営の上で協調性のなさが目立った。経済的な効果が薄いとの指摘もあるが、政治的な効果も非常に乏しいと言わざるを得ない。このタイミングで給与増を拒否しない感覚もずれている」と指摘した。
ネットの声
呼び名を気にしない、大いに結構。国民も自由に呼ぶから。だけど、なぜそう呼ばれているのか、の根本問題も気にしない、ということになはならないはずだけど
岸田さんは信じる道を進むと言ってますが、信じる道を進んだ結果どうなると想像してるんですかね
自分や閣僚の給料は還元するくらいのこと言ったらどうか?せこすぎるだろう。そもそももらいすぎてるんだから
月に三千円程度の減税を一年こっきりして、国民の消費意欲が向上するとか、有権者に大歓迎の後感謝されるとか、自分に都合のいい妄想に浸ってそう
ほとんどが後手であり、また国民のためでなく政権延命のためと、見透かされている
お得意だったはずの「聞く力」は消えて無くなってしまった
国民が物価高で苦しい目にあっている最中に自分の給与を上げる?ふざけるなよ!議員の報酬は高すぎるから下がるのならまだしも上がるなんてあまりにも国民を舐めてませんか
本当に必要なところにお金がいきわたらないから、いつまでたっても経済は回らないし物価は上がりっぱなしだし国民は苦しいまま。