台湾の地震救助隊申し出に日本政府「ニーズない」 SNSで広がる波紋、他国にも要請せず
2024/1/4
最大震度7を観測した能登半島地震を巡り、台湾が現地に向けて準備していた救助隊の待機を解除した措置について、SNS(交流サイト)で波紋が広がっている。
台湾メディアによれば、台湾側が確認したところ、日本側に支援のニーズがなかったためだという。被害が局所的で、被災地までの進入路の確保が難しいことなどが理由とみられる。ただ、X(旧ツイッター)では「中国に忖度したのか」「岸田文雄首相は『救命・救助に全力』というなら受け入れるべきだ」などと批判的な投稿が相次いでいる。
台湾の中央通信社の日本語版サイト「フォーカス台湾」などによれば、台湾は内政部消防署(消防庁に相当)が1日夜、地震発生を受けて国際人道救援に当たる医師を含む160人規模の救助隊の準備を完了。
日本側の支援要請があり次第、チャーター機で派遣する方針だったが、3日午後2時に待機を解除した。外交部(外務省)が日本側に連絡したところ、支援のニーズがないことを確認したためとしている。
政府関係者によると、被災地では道路などの被害が甚大で、現時点では陸路で救助隊員を大量に送り込むことが容易でない事情があるという。(産経新聞)
被災地では今も179人が瓦礫の下敷きに/人手不足でボランティアを募集
富山県射水市:地震で壊れた食器や家財道具の整理、がれきの撤去、液状化現象による泥のかき出しなどを手伝うボランティアの受け入れを4日午前10時から始めました(NHK)
加賀市:市を通じて、ボランティア派遣の要請の受付を開始しました。(加賀市)
物資搬送の手が足らず何も届かない地区も。一連の地震の影響で現地では道路が土砂でふさがり、“地区に物資が何も届いていない”という声が聞かれます。一方、県外から支援物資が市役所に届いているものの、各地の拠点に運ぶ人手が不足して届けられないという地域も(NHK)
石川 七尾 県外から届く支援物資 各地拠点に運ぶ人手が不足(NHK)
能登地震で179人の安否不明。今も倒壊した建物の下敷きになっているとの情報が多数寄せられており、警察や消防などによる救助活動が続けられている。(毎日)
ネットの声
百田尚樹氏「ニーズがないと誰が確認したんや!チャイナの忖度だと多くの人が指摘している。私もそう思う。他に理由が考えられない。擁護できない。今は人の命がかかってるんだ。台湾の援助隊はプロだ。しかも自衛隊は次々に増強している。国と国との信頼に関わる問題だ」(百田尚樹チャンネル)
門田隆将氏「台湾内政部が能登地震で派遣準備をしていた160人規模の“捜索救助隊”の待機を解除したと発表。外交部が日本側に連絡して“支援のニーズがない事を確認した”と。1人でも“命を救う為に”なぜ日本は受け入れないのか。岸田首相と上川外相は日台の友好が深まる事がそんなに嫌なのか」
島田洋一氏「台湾の救助隊派遣を断ったという日本政府。どんな仕事をしてもらうにせよ、「台湾が助けに来てくれた」と記録に残すのが重要。
まさにそれをしたくないから断ったのだろう。「北京ファースト」外交から脱却した政党が必要。
平井宏治氏「岸田政府「ニーズない」被災地にきけ!」
清水ともみ氏「台湾の救助隊の方々が1日夜までに160人規模の支援準備を完了し待機してくれていたが、日本側にニーズがないと確認し待機を解除したという。台湾はいつもいち早く日本を助けようとしてくれています。その気持ちに応えられているだろうか。心からありがとうございます」
藤井聡氏「台湾が災害の範囲が広がっておらず支援のニーズがない」と断られ、派遣を断念.救援隊が足りてるとは思えませんが」