日本メディア、最高裁が「トランプ大統領の立候補資格を認める判決」を涙目で伝える
3月5日
コロラド州の最高裁判が去年12月、連邦議会への乱入事件を巡りトランプ前大統領が反乱に関与したとして、選挙資格を剥奪する判決を下し、トランプ大統領が控訴していた裁判で、連邦最高裁は州の裁判所の判断を覆し、トランプ大統領の立候補を認める判断を示しました。
こうなることは初めからわかっていたことです。コロラド州最高裁の判断がいかに馬鹿げたものであるのかは、判決が9−0の全会一致、たった1ヶ月で結審したことでも明らかです。
最高裁の判事は保守派が6人、リベラル派が3人です。通常であれば6−3の判決になるはずです。左派判事ですらNOを突きつけたのです。
最高裁が2月に行なった口頭弁論では、コロラドの判決に否定的な見解が相次ぎました。
9人いる判事のほとんどが、「そもそも裁判所が候補者の名前を投票用紙から除外することが民主的なのかどうか」という、根本的な問いを発していました。
保守派のロバーツ判事は、「もしトランプ氏の名前をコロラド州の投票用紙から除外すれば、他の州でも将来の選挙から候補者を締め出そうとする動きが起こるだろう。一握りの州が、大統領選挙を決定づける事態になりかねず、極めて恐ろしい結果を招く」とし、そうした事態は修正14条の本来の目的と相いれないとの見解を示しました。
バイデンが任命した極左中の極左ケタンジ・ジャクソン判事でさえも、修正14条には「大統領」の語が含まれていないと指摘。
左派のエレーナ・ケーガン判事は、一つの州が大統領選の候補者の出馬を禁止する意味に疑問を投げかけました。「なぜ一つの州が、このような決定を下す能力を持てるのか。自州民のみならず、全国民に関わる決定にだ」と全否定。
そんな馬鹿げたコロラド州の判決を、欣喜雀躍して伝えたのが日本メディアです。とにかく、トランプ大統領を貶めればなんでも良いというバカ丸出しの報道です。そんな紙屑メディアが涙目でトランプ大統領の勝利を伝えた報道をご覧ください。(TNW)
NHKは「議会乱入関与に触れていない」と悔し涙、日経はなんと「バイデンも安堵。トランプ大統領との再戦に勝機」、朝日は「他州でも立候補を認められる見通し」→見通しではない、決定だよ。バカなのか?
判断ではトランプ氏が連邦議会への乱入事件に関与したのかなどについては触れられていません。(NHK)
連邦最高裁は、コロラド州を含む16の州・地域の予備選と党員集会が集中する5日の「スーパーチューズデー」を前に判断を急いだとみられる(読売新聞)
連邦最高裁は、各州はそれぞれの州の公職に就こうとする人間の適格性を判断することはできても、修正14条に基づいて連邦レベルでの出馬の可否を判断する権限はない、とした。(産経新聞)
最高裁判断にバイデン氏も安堵か トランプ氏再戦に勝機:米連邦最高裁は4日、共和党のトランプ前大統領が11月の大統領選に参加するのを事実上認める判断を下した。前大統領との戦いを前提に再選戦略を組み立ててきた民主党のバイデン大統領も安堵する結果(日経新聞)
コロラド州の予備選が含まれる「スーパーチューズデー」は5日に迫っていたが、トランプ氏は立候補が可能となる。また同様の訴えが起こされていた他州でも、トランプ氏の立候補は認められる見通し(朝日新聞)