日銀 「マイナス金利政策」解除 金融政策を転換
2024年3月19日 12時42分
日銀は、きょうまで開いた金融政策決定会合で、「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決めました。日銀による利上げはおよそ17年ぶりで、世界的にも異例な対応が続いてきた日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換することになります。
具体的には、2016年1月以来、大規模な金融緩和策の柱となってきた「マイナス金利政策」を解除します。日銀による利上げは2007年2月以来およそ17年ぶりです。
政策変更の理由について、日銀は、賃金の上昇を伴う2%の物価安定目標の実現が見通せる状況になったとしていて世界的にも異例な対応が続いてきた日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換することになります。
ただ、マイナス金利政策を解除しても追加の利上げは急がず当面は緩和的な環境を続ける方針です(NHK)
日銀 「マイナス金利政策」解除 金融政策を転換
2024年3月19日 12:59
日本銀行は19日の金融政策決定会合で、世界で最後のマイナス金利(マイナス0.1%)を解除し、17年ぶりの利上げを決めた。イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の廃止や上場投資信託(ETF)の新規購入の停止も決定し、2013年4月以来の大規模な金融緩和政策は転換点を迎えた。
日銀が政策金利を引き上げるのは、2007年2月に無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%前後から0.5%前後に変更して以来。16年1月に導入が決まり、8年間にわたって続いてきた異例のマイナス金利に終止符が打たれた。(bloomberg)
「変動金利」住宅ローンの返済額は年換算“2万円”増える可能性も
住宅ローンを組んでいる方の7割が変動金利で借りているということです。現在、金利が約0.1%上昇になるのではないかと言われているので、これで計算してみると、例えば、借入額3500万円で返済期間35年、現在0.4~0.5%の変動ですが、これが0.1%上昇となると、返済総額は約70万円増えることになります。
年間で2万円増える計算です。実際に年間2万円くらいずつ賃上げがされていれば、これは決して怖いことではないのですが、やはり賃上げがちゃんと続いていくのかというところが私達にとっては不安です(TBS)