ヴィナイ・プラサド医学博士「コロナの心筋炎は全体を分母にしていないから少なく見えるのだ」
ヴィナイ・プラサド医学博士:時々、ワクチン接種でどんな有害事象が見つかっても、Covid-19の方が常に悪いと言う人がいます。そのような主張をする論文を見ると、次のようなことが書かれています。
医師の診察を受けてCovid-19が陽性だった人のうち、何人が心筋炎を患っていたかを調べている。そのうち何人が重症で、何人が病気になったか。つまり、心筋炎の割合は、Covid-19が記録された人のうち、心筋炎にかかった人の数が××人ということになります。
そして、ワクチン接種を受けた人のうち、心筋炎にかかった人の数がx人であることを比較するのです。しかし問題なのは、ワクチン接種の分母は本当の分母であり、誰が予防注射を受けたかはわかっているのですが、あなたのところに来てCovid-19陽性と判定された人の分母は本当の分母ではないということです。
本当の分母はCovid-19に感染したすべての人であり、その大半は、1つは自分が感染していることさえ知らなかった、2つ目は喉に小さなくすぐったさを感じたが自分では検査しなかった、3つ目は家で風邪をひいて気分が悪くなったが何もしなかった。
そして5つ目は、気分が悪くなり、心配になって医療機関を受診した人であり、それがあなたが注目している分母なのである。あなたは、おそらく最も具合が悪く、おそらくこれらの有害事象のリスクが最も高い人々のサブグループにおける有害事象を見ているのであり、それをワクチン接種と比較しているのである。疫学は完全に死んでいる。
Vinay Prasad, MD MPH: Sometimes people say that no matter what adverse events you find from vaccination that Covid-19 is always worse. That’s a pretty stupid thing to say…If you look at the papers that make that claim here’s what they look at. They look at among people who went… pic.twitter.com/dier2bABmd
— Camus (@newstart_2024) May 18, 2024