「自民党支持層が離れるのは致命的」内閣支持率7か月連続で“危険水域”その意味とは… NNN・読売新聞 5月世論調査
2024年5月25日
NNNと読売新聞が今月17日から19日まで行った世論調査で、岸田内閣の支持率は26%(不支持率は63%)と、7か月連続で20%台でした。支持率20%台は“危険水域”ともよばれますが、過去に長くその水域にとどまった内閣は、その後、どうなったのでしょう。
また、次の衆院選後の政権について、「自民党中心の政権の継続」と「野党中心の政権に交代」がともに42%で、きっ抗しました。“政権交代”を望む声の高まりを永田町ではどのように受け止めているのでしょう。
そうですね。ただ、連続という意味では、菅内閣も野田内閣も、20%台以下を記録したのは、一番長くて2か月連続でした。小康状態になって30%台に回復するけれど、また下がると、そういう形だったんです。ですから、岸田内閣のように、20%台以下でずっと持ちこたえるというのは珍しいことです。
ある自民党議員は、「もう岸田政権で上がることはないだろう」と厳しい見方を示しています。数字を分析すると、よりいっそう厳しいことがわかります。
内閣支持率は全体では26%でしたが、自民党支持層に限ってみると64%でした。64%というと高いようにも見えますが、自民党支持層の内閣支持率は低くても8割、普通は9割ぐらいはあるものです。
自民党を支持していて、その自民党の総裁が首相の内閣ですから、それぐらい支持があっても当然なわけです。しかし、岸田内閣では今年の1月以降、自民党支持層でも60%前後、低い時には50%台もありました。これはかなり異常なことだといえます(NTV)
純支持率では、歴代のアメリカ大統領より、バイデンよりも低い岸田氏
統計分析サイト「FiveThirtyEight」の平均:任期1,121日目時点の純支持率(支持率-不支持率)5/24
アイゼンハワー:+52.1%
ニクソン:+20.0%
レーガン:+17.9%
クリントン:+17.0%
オバマ:+2.5%
G.W. ブッシュ:-5.4%
トルーマン:-7.4%
カーター:-8.8%
トランプ:-10.6%
H.W. ブッシュ:-11.9%
バイデン:-17.7%
岸田氏:-37%(26%-37%)