トランプ大統領、イーロン・マスク氏をホワイトハウスの顧問にすることを検討、2人は「月に数回」電話会議
5月30日
ドナルド・トランプ大統領は、ここ数カ月でイーロン・マスク氏との関係を修復したことを受けて、ホワイトハウスで自身の顧問としてマスク氏を任命することを検討している。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、第45代大統領はまだ詳細を詰めておらず、役職が実現する可能性はないが、両者は国境、経済、不正投票防止などの問題についてハイテク界の大物がどのように「正式な意見」を述べることができるかについて協議しているという。
当初冷え込んでいた両者の関係は最近になって解けつつあり、世界第3位の富豪であるマスク氏は現在トランプ氏と直接電話で連絡を取り合っており、同メディアによると、2人は「月に数回」会話しているという(NYP)
Donald Trump considers appointing Elon Musk to advise him in White House: report https://t.co/WuGrpSxrRW pic.twitter.com/YRHaRYFvyJ
— New York Post (@nypost) May 29, 2024
トランプ大統領、次期政権の大統領顧問としての役割についてイーロン・マスク氏と協議
ドナルド・トランプ氏 と イーロン・マスク氏は、トランプ氏が2024年の選挙で勝利した場合にマスク氏が次期ホワイトハウスで大統領顧問を務める可能性について話し合うため会談した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、2人は国境警備や経済などの問題でマスク氏が「正式な意見」を述べることについて話し合ったという。マスク氏はトランプ氏と同じくビジネスマンで、スペースXやテスラなどの成功した企業を経営してきた。
マスク氏とトランプ氏は、億万長者の投資家ネイサン・ペルツ氏とともに「不正投票を防ぐためのデータ駆動型プロジェクトに投資する」計画について協議したと、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。両ビジネスリーダーはまた、トランプ氏と「全国の有力なビジネスリーダーを集めて集会を開き、バイデン大統領の再選キャンペーンを支持しないよう説得する」意向についても話し合った。シリコンバレーでの資金調達イベントは既に6月に計画されている。
トランプ氏は高校を卒業したばかりの末息子バロン君を会合に連れてきたが、マスク氏はイベントや会合に同行することが多い幼い息子エックス君を連れて出席した。
マスク氏はトランプ大統領の最初の任期中、ホワイトハウスのビジネス諮問グループで働いていたが、トランプ大統領が米国をパリ協定から離脱させた後、辞職した。マスク氏はこの決定に反対していた。
2人は数年前まで公の場で罵り合っていたが、電話での会話ではより親しくなり、選挙前にはより良い関係を築いてきた。トランプ大統領のEV反対の姿勢と、マスク氏がEV自動車メーカーのテスラを経営しているにもかかわらず、こうした関係が続いている。
マスク氏は、2021年1月6日の議事堂襲撃を理由に前所有者のジャック・ドーシー氏によって永久停止されたトランプ氏のアカウントを2022年にXに 復活させた。
それ以来、トランプ氏がXに変わったツイッターに投稿した唯一の投稿は、2023年8月の自身の顔写真だ。
この会合は、3月にパームビーチで2人が会った後に行われた。マスク氏は政治キャンペーンに資金を提供しないと述べている。
トランプ政権における将来の役割は、「おそらく、マーベルの元会長でペルツ氏とトランプ氏の双方の腹心であるアイザック・パールマッター氏が以前務めていた役割と同じようなものになるだろう」(thepostmillennial)