日赤名古屋第二病院で医療過誤 適切な治療行わず高校生死亡
2024年6月17日 18時48分
名古屋市昭和区にある日赤名古屋第二病院は、去年、腹痛やおう吐を繰り返した16歳の男子高校生を当初、研修医が急性胃腸炎と誤って診断し、その後も対応した医師らが適切な治療を行わなかった結果、男子高校生が死亡する重大な医療過誤があったと発表した。
病院によりますと、去年5月28日の早朝、16歳の男子高校生が、腹痛やおう吐、下痢などを訴え、救急車で搬送された。
研修医が診察し、CT検査で胃の拡張を確認した一方、血液検査で脱水が疑われる数値が出ていたことを見逃し、上司の医師に相談せずに急性胃腸炎と診断して整腸剤などを処方し、帰宅させた。
高校生は症状が改善しなかったため、同じ日の昼前に再び救急外来を受診しましたが、別の研修医も新たな症状はないと判断して翌日、近くのクリニックを受診するよう指示したということです。
高校生が翌朝クリニックを受診したところ緊急処置が必要だと判断され、改めて日赤名古屋第二病院を受診した結果、十二指腸が閉塞(へいそく)する病気、上腸間膜動脈症候群の疑いと診断され、入院した。
しかし、医師や看護師らによる処置が適切に行われず翌日の未明に心停止となり、意識不明のまま、およそ2週間後に亡くなった。
病院は事故調査委員会を設置し調査した結果、十二指腸の閉塞に対して適切な処置が行われず、脱水への治療も遅れたことなどにより心停止となり死亡したと結論づけられたとして、遺族に対して謝罪した。(nhk)編集
ネットの声
腹痛、嘔吐の時点でまずはCTでイレウスなりアッペなり腹部疾患を疑わないか?そしてなぜ研修医ごときが自己診断をした?通常忙しくても上級医に確認するだろ?
この病院て…。何度もまともに診察して対応することができたのに信じられない。
>上腸間膜動脈症候群の疑いと診断され、入院しました。しかし、医師や看護師らによる処置が適切に行われず翌日の未明に心停止となりって、3度もミスかよ。
無茶苦茶。3回もかよ。。。。
あまりにひどい。原因究明は必須。
とんでもない医療過誤。一度でも適切に処置していれば死なずに済んだのに。
惜しむらくは2度目で違う病院に行かなかったこと。
この近くの大きい病院てここしかなかったのか?不運すぎる。
最初に診たのが研修医だったら次は専門医が診てもいいのにまた追い返して、あげくに緊急性が認められたのに放置して死亡って、どういうシステムなのか…。
救急外来から入院して以来、何年も通ってるので何とも…