小池百合子都知事を公職選挙法違反容疑で刑事告発　小島敏郎氏「現段階でも十分公選法違反に問える」

小池百合子都知事を公職選挙法違反容疑で刑事告発

「都民ファーストの会」の事務総長を務めた弁護士の小島敏郎氏（75）が、公職選挙法違反（虚偽事項公表罪）の容疑で小池百合子東京都知事（71）を刑事告発したことが「週刊文春」の取材でわかった。本日6月18日（火）午前9時、東京地方検察庁に告発状が提出された。

「小池百合子都知事を今朝、公職選挙法違反容疑で刑事告発しました」元側近・小島敏郎氏が語る“7つの重大証拠”

記事はこちら↓https://t.co/WJVQ6cYBGZ #週刊文春

— 週刊文春 (@shukan_bunshun) June 18, 2024

小池百合子知事が3選出馬を正式表明／朝堂院大覚氏「小池氏はカイロ大を２年で中退」（動画）

小池百合子知事が3選出馬を表明　「多くの方々からの要請も踏まえ」　東京都知事選 2024年6月12日東京都の小池百合子知事は12日の都議会本会議で、20日告示の都知事選（7月7日投開票）に、...続きを読む

「文藝春秋」5月号（4月10日発売）にて、カイロ大学に小池氏の卒業を証明する声明文を出してもらうなどの“学歴詐称工作”に加担した旨を告白した小島氏。小池氏が6月12日、3期目を目指して都知事選（6月20日告示、7月7日投開票）に立候補する意向を表明したことを受け、刑事告発するに至った。

小池氏の場合、カイロ大学卒業という経歴を50年近くにわたって世間に流布し、議会で質問されても答弁拒否をすることで意図的に放置してきました。こうした点から、選挙公報経歴に『カイロ大学卒業』と記されるか否かが判明していない現段階でも十分に公職選挙法違反に問えると判断し、刑事告発する決断をしたのです」

小島氏は今回、1970年代のアラビア語に精通した専門家に両文書の和訳を依頼。そこから見えてきたのが、計7つの“重大証拠”だという。

小池百合子知事、１９０万の低所得世帯に商品券１万円支給／ネット「えげつない」「想像を絶するあざとさ」

東京都が１９０万の低所得世帯に商品券１万円を支給、物価高対策　小池百合子知事が発表 2024/6/7 東京都の小池百合子知事は７日の定例記者会見で、物価高対策として、住民税非課税など都内約１９...続きを読む

（1）〈1976年10月の文学部における試験結果の確認後、1976年12月29日、大学評議会は決定した〉

卒業証書には1976年12月29日に卒業したとはっきりと記されている。小池氏の『1976年10月卒業』という主張と矛盾

（2）〈良の評価で社会学科の文学士号を授与する〉

「4行目に『良』の評価で社会学科の文学士号が授与されたことが記されていますが、『良』の評価では小池氏が主張している首席卒業はまず不可能

（３）略

（4）〈授与された者（サイン空欄）　学生登録番号（空欄）〉

「最終行左側の〈授与された者〉の欄に小池氏のサインがされておらず、右側の〈学生登録番号〉が空欄になっていることも卒業証書の信憑性を疑わせます」

（5）〈本学部は証明する。Mr.コイケ・ユリコ　1952年7月15日、この日付で日本で生まれた〉

小池氏が男性形のMr.で表記されている

蓮舫氏、四面楚歌　連合東京小池氏支持／立民泉代表、蓮舫氏推薦しない可能性「十分あり得る」

（6）〈監査統括官（サイン空欄）〉

監督統括官のサイン蘭が空欄

（7）〈1977年1月12日発行〉

「この発行年月日が最大の疑問点です。『卒業証明書』は1977年1月12日発行と記されていますが、『卒業証書』は1978年11月発行。1976年12月29日に卒業したという『卒業証書』の記述を踏まえると、『卒業証明書』だけ卒業したとする日から2週間足らずのうちに迅速に発行され、『卒業証書』は2年後に発行されたという不思議な順序になるのです。

これら計7つの“重大証拠”に加え、カイロ大学声明の発出経緯について小池氏が自身の関与を否定していること、カイロ大学時代の同居人である北原百代氏の証言を直接聞いたことなどを踏まえ、小島氏は学歴詐称を確信したと話す。（文春）抜粋、編集