バイデン、選挙戦から撤退へ 米複数メディアが報じる
バイデン氏側近によると、バイデン氏はレースから去らなければならないかもしれないと受け入れている模様、とNYタイムズ紙が報じる。
BREAKING – People Close to Biden Say He Appears to Accept He May Have to Leave the Race, NY Times reports
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) July 18, 2024
バイデン氏、撤退要求を真摯に受け止め 辞退は時間の問題=関係筋
2024年7月19日午前 7:21
バイデン米大統領は11月の大統領選からの撤退を求める声を真摯に受け止めており、複数の民主党関係者はバイデン氏による候補辞退は時間の問題と考えているという。事情に詳しい関係者が匿名で述べた。
関係者の1人は、バイデン氏は自己を省みており、選挙戦からの撤退について「非常に真剣に検討している」と指摘した。
また民主党議員補佐官は、上院民主党トップのシューマー院内総務などが選挙戦撤退を進言したと報じられたことを受け、「バイデン氏が辞退するかどうかという問題ではなく、いつ辞退するかという問題のようだ」と述べた。(reuters)
民主党幹部はバイデン氏が退陣すると確信
7月19日
民主党の有力者数名は、党の議会指導者や側近らからの圧力が高まり、バイデン大統領は早ければ今週末にも大統領選から撤退する決断を下すだろうと非公式に語っている。
現在、新型コロナウイルス感染で自主隔離中の81歳の大統領は、公の場では依然として抵抗を続けている。しかし、民主党によると、大統領は個人的に、高まる圧力、悪い世論調査、そして耐え難い監視によって選挙活動を続けることが不可能になったと諦めているという。
大統領は、もし自分が留任すれば、トランプ前大統領が圧勝し、11月の大統領選でバイデン氏の功績と民主党の希望を打ち砕く可能性があると告げられている。特にここ数日、候補者としての立場を退くよう求める圧力が耐え難いレベルにまで高まっている。
民主党は、共和党全国大会後の世論調査で、議会でも民主党が敗北する可能性がある大差の結果が出ることを完全に予想している。
「彼には歴史の英雄の一人になるか、バイデン大統領図書館が設立されることは決してないと確信するかのどちらかが残っている」と大統領の親しい友人の一人は語った。「彼が正しいことをしてくれることを祈る。彼はその方向に向かっている」
昨日のAP通信の世論調査では、民主党支持者のほぼ3分の2がバイデン氏の大統領選撤退を望んでいると示され、ホワイトハウスと議会に波及した。
パニックに陥れた圧力キャンペーンがバイデン氏を襲っている。それは容赦なく、そして組織的に行われている。
ABCニュースが最初に報じたところによると、上院多数党院内総務のチャック・シューマー(ニューヨーク州選出)は、トランプ大統領暗殺未遂事件が発生した土曜日、デラウェア州リホボスビーチでバイデン氏に対し、撤退した方がよいと語った。議会民主党はバイデン氏の撤退を望んでおり、撤退しなければ勝てる議席を失うことを懸念している。
バイデン氏を追い出すキャンペーンの立役者であるナンシー・ペロシ元下院議長(カリフォルニア州民主党)は、バイデン氏が民主党が下院を奪還するチャンスを潰す可能性があると彼に告げた。彼女は寄付金が枯渇することをも心配していると伝えられている。
下院少数党院内総務のハキーム・ジェフリーズ氏(ニューヨーク州民主党)も、より微妙ではあるが同様のメッセージをバイデン氏に伝えた。
オバマ前大統領は沈黙することで声高に語り、元側近たちは 公の場でバイデン氏を非難した。ビル・クリントンとヒラリー・クリントンはオバマと同じことをしている。彼らの元側近も同様だ。
最も可能性の高いシナリオは、バイデン氏が撤退してハリス氏を支持するというものだが、党が反対意見を表明した場合は代議員に判断を委ねるという方向へ転換する。これは民主党が非民主的だという批判を和らげる狙いがあるだろう。
もしオバマ夫妻とクリントン夫妻がバイデン氏、ジェームズ・クライバーン下院議員、黒人議員連盟に加わってハリス氏を支持すれば、ハリス氏を止めるのは困難、いや、不可能かもしれない。しかし、ハリス氏の戴冠がこれほど早く、明快に行われるかどうかは不明だ。(axios)