永山選手、篠原-ドゥイエ戦を彷彿させる世紀の大誤審に泣く
7月28日
永山選手の準々決勝は生で見ていたのですが、多くの日本人の方が思うように、明らかな誤診でした。締めに入られても耐えていた永山選手、時間が経過した時、女性審判エリザベス・ゴンザレスは「待て」と声を出しながら左手を上げて合図を出しました。
永山選手はその合図と声に「気を抜いて」(永山選手の言葉)力を緩めます。しかし、その後も相手選手は5秒以上も締め続け、落ちたことにより一本負けとなりました。
不可解なのは、あの審判が待ての合図をしたのにそれを覆し試合を続行させ、結果一本を取ったことです。「待て」は球技で言えばインプレーではなく「ボールデッド」の状態です。
待てと声をかけたにも関わらず一本を取ったということは、野球で言えば、デッドボールや自打球が当たった後もプレーを続けて得点が与えられるという考えられない行為です。
通常ならば、ボールデッドでも試合を続けたあの選手は反則負け、そしてこの試合を成立させたあの審判は資格剥奪か何年かの競技参加禁止となるべきです。
この事件で思い出すのは、篠原信一選手が「銀」に泣いたシドニー五輪「世紀の大誤審」です。
篠原選手は2000年のシドニー五輪の決勝で、ダビド・ドゥイエ(フランス人)と対戦します。
篠原選手はドゥイエの内股に反応し、右脚を高く突き上げて内股すかしで切り返します。ドゥイエは背中から、篠原は横から落ちました。篠原選手やコーチ陣は一本勝ちを確信しましたが、判定は有効。しかもそのポイントは篠原選手ではなくドゥイエのポイントになったのです。
日本は山下泰裕監督と斉藤仁コーチが猛抗議しましたが認められず。後に全日本柔道連盟が抗議文を送り、国際柔道連盟は「両者とも技は完全ではなかった」として、ドゥイエ有効の判定を誤審と認めました。のちの報道では、審判は内股すかしの技を知らなかったとの話もありました。
今回も男子日本代表の鈴木桂治監督が試合後にコメントし、「待て」の後も締められ続け、永山選手が失神するまでを「地獄の6秒間だった」と怒りをあらわにしています。
篠原選手の抗議文書も結果は覆らず、篠原選手は銀メダルが確定します。柔道のルールで審判が畳から一旦降りたらどんなことがあっても結果は覆らないということを多くの日本人は知ります。現状のルールでは、選手からの抗議方法は畳の上に残る以外にないので、永山選手は畳から降りなかったのです。
正直、審判が必要であるスポーツは運がどうしても付きまといます。例えば、今回のサッカーユーロ2024でのスペインードイツ戦でスペインの明らかなハンドを取らなかったのは誤審だったし、2012年のロンドン五輪でなでしこは決勝でアメリカに敗れ銀メダルでしたが、あの試合もアメリカの明らかなハンドを審判が見逃しました(故意かどうかは不明)。ハンドならPKでなでしこは金メダルだったと思います。
前回の東京五輪で体操男子団体は銀メダルでしたが、その差は0.1ポイント。 Dスコア(演技内容の難しさ)、Eスコア(演技実施の完成度)の判定基準はあるものの決めるのは所詮人間。運が良ければ金メダルだったと思います。
その他球技では高校野球、プロ野球、MLBなど誤審は枚挙にいとまがありません。今回の運で言えば、永山選手が「下手くそな」あるいは「意図的に欧州選手を有利に判定する」審判エリザベス・ゴンザレスに当たってしまったことです。
永山選手はパリフランスで、篠原選手の対戦相手はフランス人。そしてあの開会式のクソみたいなセレモニー。フランスはどうも好きになれません、というか消えろいう感じです(TNW)
永山竜樹、不可解判定の失神に「待て、は聞こえてました。記憶は…」試合後に語った思い
[2024年7月28日]
元世界ランキング1位の永山竜樹が、初の五輪で意地の銅メダルを獲得した。物議を醸したのは準々決勝。昨年の世界王者ガルリゴス(スペイン)と対戦。締め技を耐え、しっかりと足も二重に絡めて我慢していた中、審判が「待て」の合図を出した。普通、試合は止まる。しかし相手は力を緩めなかった。5~6秒間にわたって締められ続けた。
永山は「待て」を信じ、力を抜いていた。袖車からの締めが解け、直後、立ち上がろうとした時、一瞬、意識を失った。あおむけになり、自ら立ち上がるまで「落ちた(失神)」と判断された。「待て」の後に、片手締めによる一本負けが宣告された。
試合後、取材エリアでは終始、険しい表情だった。「やっぱり金メダル目指してやってきたので、厳しい気持ちです。もう本当に、家族とかたくさんの方々が応援に来てくれていたので、その方々のために、手ぶらで帰るわけにはいかないと思っていたので。必ず銅メダル取ろうと思ってきました」と、まずは振り返った。
続いて、問題の場面について「待て」は聞こえていたのか尋ねられると「聞こえてたんですけど」とした上で「やっぱり、そこで自分が気を抜いてしまったので…。自分は、首が締まってるところに指を入れて耐えてたんですけど『待て』で力をちょっと抜いたところに、入られてしまって。そこから、ちょっと記憶がないんですけど。でも『待て』の後も耐えてたんですけど、しっかり『待て』になるまでが結構、長くて。気づいたら、ああいう形になってしまって…。正直、何が起きたか分かっていなくて。『待て』がかかったのは覚えてたんで、おかしいなとは思ってたんですけど、でも、そう言われてしまった自分に隙があったのかな」と神妙に話した。
難しい状況でも切り替えて、初の五輪では銅メダルを手にしたが、笑顔は一切なかった。(日刊スポーツ)
世紀の大誤審「永山選手の試合」
パリ五輪柔道
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スペイン代表ガルリゴスから締められる
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待てがかかる
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審判指導無視
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ガルリゴス5秒間締め続ける
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永山選手失神
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永山選手一本負け
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ガルリゴス反則負けどころか
一本勝ち誤審とアンフェアプレイスルー
パリオリンピック早速人種差別判定かよ
pic.twitter.com/3TjyuADwuR— たま (@UOduO1g7rJ1JvlU) July 27, 2024
(@UOduO1g7rJ1JvlU)さんのポストより
パリ五輪男子柔道60kg級準々決勝永山竜樹対スペイン「待て」の後3〜5秒スペイン選手が締め続けた試合、誤審と思われる判断をしたのはElizabeth González(エリザベス・ゴンザレス)審判ということが判明。また、この審判は誤審を繰り返しているとの情報もあり。 pic.twitter.com/5HePeH3UAO
— こと⋆⸜🐙⸝⋆ (@kurumi_prskng) July 27, 2024
世紀の大誤審:「篠原選手-ドゥイエの試合」
篠原選手がドゥイエの内股に反応し内股すかしの技を決める。ドゥイエは背中から落ちる。審判の1人は篠原選手の一本を支持しますが、2人の審判はドゥイエの有効を取る。
なんと技をかけられて一本取られた選手が金メダル。恥を知っている選手なら金メダルは返上して自分は負けたと言うはず。しかしそれを言わないのがフランス人の卑劣さ、下劣さ。
柔道 永山選手の判定は「フランス」のパリって事から「またか…」ってなってしまう
国際試合の柔道の審判ていまだにこんななの
篠原信一選手 対 ダビド・ドゥイエ(「フランス」)
シドニー五輪 pic.twitter.com/lrhaf3AMBr— なぜなに。 (@yuuki_masamigen) July 27, 2024
(@yuuki_masamigen)