「変節」批判受け首相判断 裏金議員非公認、歓迎と反発―衆院選
2024年10月07日
世論の期待と党内融和の板挟みになっていた石破茂総裁がようやく判断を下した。次期衆院選で「裏金議員」の比例代表との重複立候補を認めず、一部は小選挙区で非公認とすると表明。いったん原則公認に傾きつつも、「変節」批判に押され、当初の主張に立ち戻った。ただ、対象議員の政治生命を左右しかねない決定に党内の評価は割れ、石破政権は揺れている。
公認問題を巡っては執行部内の意見も割れていた。「選挙は当選第一主義だ」と訴える森山裕幹事長に対し、小泉進次郎選対委員長は厳しい対応を主張。首相と、森山、小泉両氏の協議は3、5両日には結論が出ず、6日に1時間余り議論を重ねた末に首相がようやく判断した。
党内では歓迎と反発の声が交錯した。小泉氏は6日の街頭演説で「自らに鋭いメスを入れなければならない」と意義を強調。閣僚経験者は「信頼回復に向けやむを得ない」と評価し、中堅議員は「裏金議員は比例復活しても『裏金ゾンビ』と言われるだけだった」と理解を示す。
これに対し、非公認となる旧安倍派の高木毅元国対委員長は福井県内で記者団に「会見し、政治倫理審査会にも出て、一定の説明責任は果たされたのではないか」と割り切れない思いをのぞかせた。旧安倍派内には「安倍派つぶしだ」などの反発が渦巻き、若手議員は「これで選挙結果が悪ければ『石破降ろし』だ」と息巻く。(時事通信)
ネットの声
高橋洋一「党員資格停止の非公認は当然だが重複比例なしは驚き。石破首相がやりたかったことは政策ではなく旧安倍派排除。重複比例なしは与党過半数割れしてもやりたかった。石破降ろしがあってもやりたいのだろう。その後、岸田前首相が返り咲きをねらうかも。これぞ「岸破」政権」「これで与党過半数割れもありえる」
門田隆将氏「“旧安倍派狙い討ち”で高市陣営の議員達を“落とす”露骨な政争。一方非公認は政見放送も制限され、配布ビラの枚数も減るなど厳しい選挙戦に。首相は自らの責任問題に発展してでも“肉を切らせて骨を断つ”方針」
猫組長「左翼の内ゲバやな。自民党は内部崩壊でもたんな」
島田洋一氏「「公認問題は決着済みだと聞いていたので総裁選で首相を応援した。話が違う」 (自民重鎮)。それが《背信の石破》だ。今さら何を言っているのか」
月刊『Hanada』「はじまった粛清!選挙結果如何によっては間違いなく石破倒閣運動が巻き起こるでしょう」
平井宏治氏「ははん。総裁選で、まずは小泉候補を脱落させ、高市候補と石破候補との決戦に進ませ、人気のない石破を逆転勝ちさせる。そして、清和研を一事不再理でホロコーストさせ、選挙で負けたら、再登板する。このシナリオを書いた策士がいるだろう。共産主義者の手口と似た左翼臭がする」
藤井聡氏「安倍派幹部の裏金問題の処分が特に重いのは派閥責任者として責任があるから。だから岸田派石破派の裏金問題が真ならその領袖の岸田石破氏も処分は必須,かつ裏金処分議員が比例復活不可なら岸田石破も不可にすべき。なのにもししないなら政敵潰しの処分だと解釈せざるを得ません」
ほんこん氏「えらい事に 粛清 旧安倍派潰し」