自民試練の衆院選、期待ほど支持率追い風吹かず 総裁選が誤算「進次郎が勝っていれば」
2024/10/12
石破茂内閣の支持率は期待した以上に上がらず、新政権発足の「ご祝儀相場」の気配はない。産経新聞社とFNNが5、6両日に実施した合同世論調査で、石破内閣の支持率は53・3%。令和3年10月の岸田文雄内閣発足時と比べて9・9ポイント低かった。
また、自民の政党支持率は34・3%で、9月の30・6%から微増にとどまった。首相に近い人物の起用が目立つ人事や不記載事件などが影響したとみられる。
自民は9月の総裁選や新内閣発足で支持率を上げた上で、速やかに衆院選に臨む構えだった。ところが今回、総裁選や新内閣発足の効力は限定的だった。自民重鎮は「早期解散に慎重だった首相の方針転換も批判された。党内には小泉進次郎選対委員長が負けたことで計算が狂ったとの声もある」(産経新聞)
石破首相「状況は極めて厳しい」 衆院選、情勢の苦しさ吐露
2024/10/12
石破茂首相(自民党総裁)は12日の日本記者クラブ主催の討論会で、衆院選での議席獲得目標について問われ「状況は極めて厳しいということは、肌身にしみて、よくよくわかっている」と選挙情勢の苦しさを吐露した(毎日新聞)
「今回の選挙が非常に厳しいことは私自身よく承知している。何とか自民党、公明党で過半数を確保できるよう全身全霊を尽くす」首相は9日夜の記者会見で、今回の衆院選の勝敗ラインをこう設定した。
「自公で過半数」は、今の連立政権の枠組みを崩さない最低限のレベルだ。安倍元首相や岸田文前首相も、衆院選では同じ水準を公言してきたが「今回は『絶対安全圏』の目標とはいえない」(党四役経験者)(産経新聞)
衆院選・自民惨敗→石破首相が連立組むウルトラCの衝撃相手 杉村太蔵が指摘「ゼロじゃなくなってきた」 金子恵美氏も「起きる可能性」
10/12(土)
元衆院議員の杉村太蔵が12日放送の読売テレビに出演。衆院選について「今後、政権長く続かないんじゃないか。一歩間違えたら自公過半数割れですよ。僕は自公過半数割れするんじゃないかって予想してる」と語った。
「選挙後は、万万が一、石破さんと野田さんが連立組むとかね、ウルトラCで可能性はゼロじゃなくなってきてんじゃないかな」と指摘した。金子恵美氏がうなずきながら「起きる可能性も」と語った。
政治ジャーナリスト青山和弘氏は、前週末の自民党が行った調査では、「最悪だったら自公で過半数割れするかもしれない」との結果が出たもようと指摘。(デイリー)