年収の壁は103万円ではなく130万円だった
11月1日
国民民主党の玉木雄一郎代表は、「年収の壁」の改善案を提案している。この壁は、年収がある一定の額を超えると税負担が重くなる現象を指す。例えば、103万円を超えると所得税が課税され、130万円を超えると社会保険料が発生する。
国民民主党はこの年収の壁を178万円に引き上げることを提案しており、その結果、低所得者よりも高所得者がより多くの減税を受ける可能性があると指摘されている。
さらに、合計103万円の「年収の壁」を178万円に上げても働き控え」はなくならない。年収130万円の壁があるから。年収130万円を超えると社会保険料を払わないといけない。
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特に主婦の場合は、130万円以下だと保険に加入しなくても、夫が厚生年金保険料を払っていると妻も国民年金を受け取れる第3号被保険者という特典があるので、パートの給料を130万円以下におさえようとする人が多い。
130万円を超えると、多くの場合は国民年金の第1号被保険者になり、年額約40万円の社会保険料を払う。これは103万円の壁より大きく、独身女性には第3号被保険者になれないので不公平。「専業主婦が優遇されている」とか「女性の自立をさまたげている」と批判が多いが、第3号は680万人もいるので、やめられない。
根本的な対策としては、所得控除の廃止が挙げられている。これにより、年収による不公平が解消される可能性がある一方で、「働き控え」の問題は他の要因により解消されるわけではないとされている(agora要旨)
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みんな錯覚しているが、103万円の壁なんて大した壁じゃない。それを越えたら数万円の所得税が発生するだけ。
最大の壁は厚生年金保険料が発生する130万円の壁だ。それが変わらない限り、基礎控除などを178万円に上げても労働供給効果はほとんどない。 https://t.co/yLSW3SxWz9— 池田信夫 (@ikedanob) October 31, 2024
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ネットの声
130万円を超えた瞬間に所得の18%の年金保険料が発生するんだっけ。年金保険料は130万円を超えた分にではなく、総額にかかるので手取りが減るんだっけ。とんでもない制度設計だな。。。
なんで基礎控除なんだろうと思ってました。壁はそっちですよね。みんな勘違いしてるのでは。
ずっと気になってました。所得税の話は理解しつつ、社会保険はどうなるんだろうと。だれも玉木さんに突っ込んでないのよね。。壁は圧倒的に社会保険!!
うちの事務所の事務員、お客さんのところパートさん含めて103万を死守しようとしてる人なんてほぼいない。でも、130万だけは超えたくないから労働時間を減らしてる。
社会保険料の半分がステルス課税なのが悲しい
昨年は支給額16万円で所得税2300円住民税約5200円社会保険料26700円引かれてました。所得税くらいどうってことない。社会保険料が高すぎる。これぐらいの働き方であれば扶養内の方が得だと思う。
会社負担分も含めて保険料を見たら驚きなのに。法人から個人にお金が動くと問答無用で約30%徴収…
参考記事
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(画像:NHK)