民主党アダムスNY市長、トランプ大統領と電話会談した途端に移民家庭への食事権発行を中止発表
エリック・アダムス・ニューヨーク市長、不法移民への食事券発行を中止すると発表
民主党のニューヨーク市長エリック・アダムス氏は、ニューヨーク市は今後、不法移民にバウチャーを発行しないことを発表した。
この決定は、アダムズ氏がトランプ氏と電話会談したと報じられた翌日に下された。「我々は亡命希望者プログラムの契約をより競争的に進めていく中で、このパイロットプログラムの緊急契約を1年の期間終了後は更新しないことを選択した」とアダムズ氏は声明で述べた。
New York City Mayor Eric Adams announces the city will no longer issue vouchers to illegal immigrants for food pic.twitter.com/NHoexrWpoE
— The Post Millennial (@TPostMillennial) November 7, 2024
ニューヨーク市は、移民家庭に対して食料を購入するためのバウチャーの発行を終了することを発表した。このプログラムは、保守派などから繰り返し批判されていた。パイロットプログラムとして導入されたこの施策は、人道的でありながら物議を醸し、移民家庭にデビットカードを配布し、市の資金で運営されるホテルに滞在しながら、自由に食料を購入することができた。
このプログラムは、約2,600の移民家庭を支援するために設けられたもので、一年間の契約に基づき実施されていた。特に文化的に配慮された食料を提供し、4人家族の場合、週あたり約350ドルを支給。これにより、移民家庭は必要な食料を自由に購入できた。
市当局によると、このプログラムは税金の節約につながり、年間数百万ドルのコスト削減が見込まれていた。また、シェルターで提供される食料が文化的に合わず廃棄される問題も軽減された。しかし、ニューヨーク市は20万人以上の移民を抱え、その負担は年々増していた。近年では、ルーズベルト島にある大規模なシェルターも閉鎖に向かっている。
移民支援団体によれば、最近になって移民の数は減少しているという。一方、アダムズ市長はドナルド・トランプ次期大統領と電話で会談し、彼の大規模な移民追放計画についても話し合った。