クレムリン、トランプ大統領がプーチン氏と話したとの報道は「全くの作り話」であり、実際には起こっていないと主張
クレムリン:「いいえ、ワシントン・ポスト、トランプはプーチンに電話していない…あなたたちは嘘をついている」ロシアは、トランプ次期大統領が先週プーチン大統領に電話をかけ、ウクライナ戦争の終結について話し合ったという報道を否定している。
ワシントン・ポストは、トランプ氏がプーチン氏に対して「紛争を悪化させないように」と要請したと報じたが、クレムリンはこの報道を「虚偽」だと主張している。トランプ陣営もまた、そのような電話が行われた事実はないと否定している。
🇷🇺🇺🇸 KREMLIN: NO, WAPO, TRUMP DID NOT CALL PUTIN… YOU LIED.
Russia is denying reports that President-elect Trump called Putin last week to discuss ending the Ukraine war.
The Washington Post claimed Trump told Putin to hold back on making the conflict worse, but the Kremlin… pic.twitter.com/KI80MQZX0O
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) November 11, 2024
zerohedgeによるとワシントンポスト紙は、ドナルド・トランプ次期大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談し、ウクライナ和平に焦点を当てたと報じた。しかし、この報道に対し、クレムリンは完全に否定し、「電話会談は行われていない」と主張している。
プーチン氏の報道官であるドミトリー・ペスコフ氏は、「これは全くの作り話であり、偽情報だ」と厳しく批判し、「現在のところ、トランプ大統領との会話の予定はない」と断言した。
さらに、ロイター通信も同様の報道を行ったが、これも全て匿名の情報源に基づいている。トランプ陣営は公式にコメントを出していないが、電話の存在を否定も確認もしていない状況だ。
ロシアは現在その電話会談を否定しているが、会談は「ウクライナ戦争の早期解決」に焦点を当てると言われていたことを考えると、この電話会談に関する米国メディアの報道は願望に満ちていたように聞こえる。
ウクライナ政府もこの報道を否定し「電話について事前に知らされていなかったため、承認も反対もできなかった」とコメントしている。外務省報道官のヘオルヒー・ティヒ氏は、ウクライナが何も知らなかったことを強調している。
地政学分析サイト「ムーン・オブ・アラバマ」は、ワシントンポストの報道はでっちあげだと見ており、クレムリンの否定の方が信憑性が高いと指摘している。同サイトは、「トランプ氏がプーチン氏の演説をライブで聞いて、その日のうちに電話をかけたとは考えにくい」として、電話会談の存在自体を疑っている。
記事の著者であるエレン・ナカシマ氏、ジョン・ハドソン氏、ジョシュ・ドーシー氏は、過去に「ロシア疑惑」についても多くの報道を行い、ピューリッツァー賞を受賞しているが、その後、ロシア疑惑が捏造であることが判明した過去がある。ワシントンポストの今回の報道も同様に、根拠のない情報に基づくものではないかとの疑念が浮上している。
NDTV(印の大手メディア)「完全な虚偽」:プーチンとトランプが電話で話したことをクレムリンが否定
ワシントン・ポストの報道によると、ドナルド・トランプ次期大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領に電話をかけ、ウクライナ戦争について話し合ったとされている。しかし、モスクワは本日、この電話が行われたという主張を完全に否定し、「全くの虚偽だ」としている。
ワシントン・ポストは、トランプ氏がフロリダ州パームビーチの自宅からプーチン氏に電話をかけたと主張している。報道によれば、この電話はトランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領と話した翌日に行われたとされている。一方、クレムリンの報道官は、このような電話会談は全くの事実無根であると強調している。
“Completely False”: Kremlin Denies Putin, Trump Spoke Over Phone https://t.co/n8gXVGDOwU@ghazalimohammad Reports pic.twitter.com/5zS6xd5Oh8
— NDTV (@ndtv) November 11, 2024