トランプ大統領、次期政権で「国家非常事態宣言」を示唆
11月18日
ドナルド・トランプ大統領は、次期大統領選での再当選を見据え、移民問題への対処を一層強化する意向を明らかにした。彼は自身のSNSプラットフォーム「Truth Social」を通じて、国家非常事態を宣言し、不法移民の強制送還のために軍隊を活用する用意があると表明している。
この発言は、トランプ大統領が再び大統領職に就いた際、即座に実行に移す可能性を示唆しており、2024年の選挙に向けた彼の政策の一環として注目される。
トム・フィトン氏(Judicial Watchの会長)がSNS上で投稿した内容によれば、トランプ大統領が次期政権において国家緊急事態を宣言し、バイデン政権下で増加した不法移民の問題に対処するため、軍の資産を活用した大規模な強制送還プログラムを準備していると考えられる。
フィトン氏は「朗報!次期トランプ政権は国家緊急事態を宣言し、軍の資産を活用してバイデンによる侵入を一掃し、大規模な強制送還プログラムを実行する準備を整えている」と述べた。
これに対し、トランプ大統領本人もTruth Socialでフィトン氏の投稿に「本当だ」と応じ、計画を事実上認める形となった。トランプ大統領のこの発言は、2024年大統領選に向けた支持層への強烈なメッセージと受け止められている。
バイデン政権では、トランプ政権時代に導入された一部の移民政策が緩和され、これにより南部国境での不法移民の増加が問題視されている。トランプ氏はこれを「バイデン侵入」と表現し、自身が再選した場合、バイデン政権の政策を逆転させると繰り返し主張している。
今回、トランプ大統領が示唆した「国家非常事態宣言」と「軍の活用」は、過去に国境の安全を強化するために使われた手法をさらに拡大するものだ。トランプ大統領は2019年にも国家非常事態を宣言し、議会の承認なしに国境の壁建設資金を調達することを試みた。今回の発言は、それを超える強硬策として、軍の力を使った大規模な強制送還を行う可能性を示している。
ドナルド・トランプ大統領は、国家非常事態を宣言し、不法移民を強制送還するために軍隊を使う用意があることを認めた。
トランプ大統領「TRUE」
トム・フィトン氏「朗報です!報道によると、次期トランプ政権は国家緊急事態を宣言し、軍の資産を活用してバイデンによる侵入を一掃し、大規模な強制送還プログラムを実行する準備を整えているとのことです。」
JUST IN – Donald Trump confirms he is prepared to declare a national emergency and use military to deport illegal immigrants pic.twitter.com/b9ikoUXyzW
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) November 18, 2024