吉村知事の「手のひら返し」に批判殺到 斎藤知事への対応に疑問の声
大阪府の吉村洋文知事が、兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏への祝意を表明したが、その発言が波紋を広げている。吉村知事は先週末に斎藤氏に直接電話し、辞職して出直し選に臨むよう説得していたが、斎藤氏が見事に再選を果たすと一転、「改めて、当選おめでとうございます」と祝福のメッセージを送り、今後の連携を強調した。
吉村知事はニュース記事を引用し、以下のように述べた「斎藤さん、改めて、当選おめでとうございます。兵庫県民の皆さんは斎藤さんを信任しました。僕自身、斎藤さんに色々と言いましたが、県民の皆さんの最終判断がでました。兵庫大阪は連携した方が関西にとって良いことは間違いないので、今後とも連携させて頂きたいと思います」
吉村氏が引用した記事「斉藤氏は再選が決まった後、日本維新の会の共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏から「おめでとう」とのメールが届いたが、「夜すぐ寝てしまったので返信していない」とも明かした」(産経新聞)
しかし、選挙前には幹事長の藤田文武氏が「県をマネジメントする立場として経営者責任が一定、生じている」として斎藤知事の辞職を求めており、吉村知事自身もこれを支持していた経緯がある。
この発言に対し、登山家の野口健氏が「今後とも」という表現に違和感を示し、次のように苦言を呈した。「齋藤さんを切った訳ですから、まずはそこに言及された上で『関係を修復し再度、連携していきたい』というメッセージの方が吉村さんらしいと思います」
さらに、SNS上では「手のひら返し」や「都合の良すぎる態度」といった批判が相次いでいる。
• 「知事選に勝ったら今後ともよろしくなんて、随分と都合がいい話だ」
• 「辞職勧告しておいて、再選したら祝福するのは無責任」
• 「手のひら返しがすごい。吉村さんには失望した」
ネットの声
• 斎藤さんが一番しんどい時に切り捨てて、選挙で勝ったから連携しようなんて、さすがに都合が良すぎる。まずは謝罪すべき。
• 斎藤さんを見捨てておいて、今さら「おめでとう」と言うのは厚かましい。不信任案に賛成したのだから、責任を取って去るべき。
• 選挙中はダンマリを決め込み、当選後に様子を見てからコメントするなんて、本当にご都合主義。
• 手のひら返しがすごい。切り捨てたり近寄ったりするやり方はエグい。
• 斎藤さんのことを見捨てた感じがあった。孤立無援の中で斎藤さんが頑張った結果、有権者が支えたのに、それを無視している。
• 橋下徹氏の顔色を伺って斎藤さんを切り捨てた判断が間違いだった。
• 吉村さんの手のひら返しには驚いた。まずは斎藤さんに謝罪すべきだろう。
• 維新が斎藤さんを見捨てたことを知って、維新には嫌な印象しかない。今回の件で信用を失った。
• 斎藤さんをハシゴから外した吉村さんへの怒りは兵庫県民の中で根強い。謝罪が必要。
• あなたが降ろそうとした斎藤さんに対して、「おめでとう」と言うのは矛盾している。
• 一番困難な時に支えず、選挙後に連携を強調するのは不誠実だ。維新の真意が疑わしい。
参考記事
(画像:日本維新の会youtube)