カナダ財務相辞任、トルドー首相と財政政策巡り対立
12月17日
カナダのフリーランド副首相兼財務相が12月16日、辞任した。辞任の背景には、財政政策を巡るトルドー首相との意見対立があり、トルドー首相がフリーランド氏を別ポストに移動させようとしたことが要因とされる。
フリーランド氏は書簡で、トランプ次期米大統領による新関税に備えるため財政資金の温存を主張し、トルドー氏の支出拡大計画を「余裕のない政治的策略」と批判した。辞任は来年総選挙を控える政権に打撃となる可能性がある(ロイター)
ジャスティン・トルドー首相が辞任を検討
BREAKING: Canada Prime Minister Justin Trudeau is considering to resign – CTV News
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) December 16, 2024
カナダのCTVニュースによると、ジャスティン・トルドー首相が辞任または議会の停会を検討しており、今日にも議会で声明を発表する可能性があるという。情報筋が内閣に伝えた内容として報じられた。
この報道は、クリスティア・フリーランド財務相の突然の辞任を受けたもの。フリーランド財務相は月曜日の朝に発表した衝撃的な辞表で、カナダの財政赤字の規模など主要な経済指標を含む秋の経済声明を発表する予定だった同日に、国会議事堂で混乱と憶測の嵐を巻き起こした。
ケベックブロック党の指導者らは選挙を要求し、NDP党首はトルドー首相に辞任を求めた。また、保守党のピエール・ポワリエーヴル党首は、トルドー政権下で「カナダは統制を失った」と批判し辞任を求めた。
トルドー首相は一人の男によって職に留まっていると、ジャック・ミート(NDP党首)が言った。自由党の下院議員の5分の1が、彼に辞任を求める手紙を書いた。副首相も彼を見限って去った。住宅大臣も辞任し、他の多くの女性大臣も、彼のひどい扱いや虐待、不誠実さに怒って辞職した。カナダ国民の80%は、この首相への信頼していない。国全体が彼の年金を待つことになるのか。それが今日の問題だ。
JUST IN: Canadian Prime Minister Justin Trudeau is considering resigning, according to CTV News.
Sources have reportedly told the outlet that Trudeau is “considering prorogation or resignation” and may address Parliament today.
“Sources tell CTV News that the prime minister has… pic.twitter.com/G3UoaKYeU8
— Collin Rugg (@CollinRugg) December 16, 2024