イーロン・マスク氏「Wikipedia」を「Wokepedia」と揶揄し、寄付しないよう呼びかける
Wikipediaの2023-2024年の予算報告によると、総予算1億7700万ドルのうち、約18%にあたる3120万ドルが「公平性(Equity)」の促進に使われていることが明らかになった。
この取り組みには、多様性、公平性、包括性を推進するための助成金や支援活動が含まれる。また、プラットフォームの安全性や包摂性(Safety & Inclusion)には2050万ドル(約11.6%)、Equity(公平性):31.2百万ドル(17.6%)が充てられている。
Wikipediaがこのように多様性や公平性への支出を増加させていることについては、「知識の共有」という本来の目的から逸れているのではないかとの批判がある。
特に、公平性や包摂性への予算が全体の約30%近くに達していることに対して、本当にそれがWikipediaの核心的なミッションに沿ったものなのか疑問視する声が上がっている。
イーロン・マスク氏は、Wikipediaを「Wokepedia」と揶揄し、「編集権限の公平性が回復されるまで寄付をやめるべきだ」と批判した。マスク氏は、多様性や公平性への過剰な注力が、Wikipediaの編集や運営における中立性を損なう可能性があると指摘している。
イーロン・マスク氏「編集権限の公平性が回復されるまで、Wokepediaへの寄付をやめよう」
Wikipediaの2023-2024年度の予算報告によると、総予算1億7700万ドルのうち、5000万ドル以上が多様性、公平性、包括性(Diversity, Equity, and Inclusion)に費やされたことが明らかになりました。
「Wokepediaへの寄付をやめよう」
Stop donating to Wokepedia until they restore balance to their editing authority https://t.co/sHjnFTtN5y
— Elon Musk (@elonmusk) December 24, 2024
「知識をサービスとして構築することは、2023-2024年の予算において最大の割合を占めています。公平性(Equity)を支援することは、プログラム活動の中で2番目に大きな割合を占めており、助成金やムーブメント支援がこの公平性目標の中で予算の大部分を占めています。」
予算の内訳: 合計予算:177百万ドル
1. Infrastructure(インフラストラクチャー):86.1百万ドル(48.7%)
基盤や技術的な維持管理に関する支出。
2. Equity(公平性):31.2百万ドル(17.6%)
多様性、公平性、包括性の取り組みに使用。
3. Safety & Inclusion(安全性と包摂性):20.5百万ドル(11.6%)
プラットフォームの安全性や利用者の包摂を推進。
4. Effectiveness(効果性):39.2百万ドル(22.2%)
プログラムの効果を向上させるための支出。