またも中国!中国でヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染が増加 WHOが詳細な情報提供を中国に要請
12月29日
WHO、中国に呼吸器疾患の発生に関する詳細を要求
世界保健機関(WHO)は、中国での呼吸器疾患の増加と小児における肺炎の集団発生に関する詳細な情報提供を中国政府に公式に要請した。
中国国家衛生健康委員会は、COVID-19規制の解除やインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス、COVID-19ウイルスなどの既知の病原体の循環が原因であると報告している。WHOは、これらの報告に対し、さらなる情報提供を求めている。(ctvnews)
中国で発生したヒトメタニューモウイルス(HMPV)ワクチンも特効薬もない!
中國 爆發
「人類偏肺病毒」(HMPV)
目前 尚無疫苗和特效藥! pic.twitter.com/5BO9zlFgDq— Otto Huang (@OttoHuang120) December 26, 2024
乳幼児、高齢者などの免疫力の弱い人や、心肺疾患の基礎疾患を有する人では、気管支炎、肺炎をおこす。重細気管支炎や肺炎を起こし、38℃を超える発熱 (86%)、咳き込み (56%)、鼻汁が多く、ラ音・喘鳴の症候があることから、喘息様気管支炎と診断されることもある。希に急性脳症を起こす。
中国でヒトメタニューモウイルス感染が増加
#BREAKING 🚨 Rising Human Metapneumovirus Infections in China pic.twitter.com/VmwFPoXb8C
— Point Blank News (@_pblanknews) December 28, 2024
中国では急性呼吸器疾患が増加しており、特にヒトメタニューモウイルス(hMPV)が注目を集めている。中国当局はCOVID-19やインフルエンザの感染監視も強化している。中国疾病予防管理センター(CDC)のデータによれば、特に14歳未満の子どもたちの間でhMPV感染者が増えているが、感染者数の総計はウェブサイトに記載されていない。
hMPVは上気道や下気道に感染する呼吸器疾患で、症状は風邪やインフルエンザに似ている。現在、この病気を治療するためのワクチンや特効薬は存在しない。ほとんどのケースは軽症だが、子供や65歳以上の高齢者はリスクが高いとされている。冬から春にかけてがhMPVの流行のピークとされる。
一方で、中国CDCはCOVID-19やインフルエンザの感染を監視するシステムを1,000以上の病院で試験運用しており、システムが成熟すればさらに多くの病院で採用する予定だと当局者は述べている。
また、2019年に中国でCOVID-19が初期段階で拡大した際、当局は同僚に警告しようとした医師たちを沈黙させた経緯がある。
COVID-19パンデミックが武漢で発生した約3年前、武漢では多くの死者が出た。当局は武漢への国内便を停止したが、中国市民がウイルスを知らずに海外に持ち出すケースもあり、最終的にアメリカでは100万人以上の死者が出た。