なぜ多くの人がコロナの「嘘」を信じたのか?
12月31日
新型コロナウイルスのパンデミック中、多くの人々が政府やメディアの矛盾した主張を受け入れた背景には、心理的要因と社会的要素が密接に絡み合っている。心理学の「ダニング=クルーガー効果」に基づく分析が、この現象の一端を解明する鍵となる。
ダニング=クルーガー効果とは、自分の能力や知識が低い人ほど、それを過大評価しがちであるという心理学的な認知バイアスのことを指す。コロナ禍では、多くの人が「科学に従え」というスローガンを掲げ、自称「専門家」として政府やメディアの主張を支持した。
例えば、2021/22年にインフルエンザや肺炎が消えた理由をマスクやロックダウンの効果だと信じたり、ワクチンの副作用を軽視する発言が繰り返された。
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さらに、カフェやレストランでのマスク着用ルールに疑問を持たず、「座れば安全」という表面的な説明をそのまま受け入れるケースも多かった。こうした行動は、批判的思考の欠如を示す例といえる。
パンデミック以前から、社会では個人主義や政治的無関心が進行していた。選挙の投票率が低下し、多くの人々が政治や情報への関心を失い、簡単なメディアの音声やスローガンを鵜呑みにする傾向があった。この傾向は、パンデミック中に「集団形成精神病」とも呼ばれる現象を引き起こした。孤独感の増大や社会的孤立が、人々を政府の主張に従わせる一因となった。
パンデミック中、「社会的承認欲求」が多くの人々の行動に影響を与えた。マスク着用やワクチン接種をアピールすることで、他者からの承認や「道徳的優位性」を得ようとする傾向が強まった。この行動は、SNSで「私はワクチンを接種しました」と投稿する例に象徴される。
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さらに、「ロックダウン」「共に乗り越えよう」といったフレーズが新たな社会規範を形成し、これに従わない人々が社会的に排除される風潮が強まった。これにより、多くの人々が批判的思考を放棄し、政府の主張を支持する行動に傾いた。
2020年3月以降の混乱の中で、多くの人々が「知ったかぶり」の文化に加担した。批判的な視点を持たないまま、政府やメディアの主張を補強する発言が繰り返され、欺瞞に満ちた物語が維持された。これにより、民主主義の後退や権威主義の台頭が加速した。
社会衰退の長期的な傾向は、個人主義、利己主義、イメージ表現の重要性の高まりに反映されている。多くの人は、困惑したり疑問を抱いたりするよりも、賢くて自信があるふりをすることを好む。パンデミックの初期には、出現した集団思考の影響が特に強かった。(conservativewoman)要旨
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参考記事
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