英国のキール・スターマーは、トランプ大統領がイーロン・マスク氏と距離を置かない限り、米国との安全保障関係を断つ可能性がある
2025年1月6日
英国と米国のいわゆる「特別な関係」に亀裂が見え始めている。
BBCによると、ドナルド・トランプ大統領がイーロン・マスク氏の最近のグルーミング・ギャング(英国の大規模レイ◯隠蔽事件)に関する発言から距離を置かなければ、英国のキール・スターマー首相は米国との安全保障パートナーシップを終わらせる可能性があるという。
夜の時事番組「BBCニュースナイト」の記者ニック・ワット氏は、これらの見解がマスク氏だけのものなのか、政権全体のものなのかについて、首相官邸は「冷静な評価」を下すだろうと主張している。
政府の最高レベルは、イーロン・マスクの扇動的な言葉に絶対的な恐怖を抱いている。 この神経質で道徳的に破綻した労働党政権は、実際のパキスタンの強姦集団のことよりも、イーロン・マスクのソーシャルメディアの投稿のことを心配している」
‘There is absolute horror at the highest levels of government at the incendiary language we have seen from Elon Musk.’
This thin-skinned, morally bankrupt Labour gov’t are more concerned about Elon Musk’s social media posts than they are about actual Pakistani r*pe gangs. pic.twitter.com/IcW0wdqDWf
— Lee Harris (@addicted2newz) January 7, 2025
ニック・ワット氏「政府の最高レベルでの恐怖。イーロン・マスクによる燃え上がるような言葉遣いを目の当たりにしている。そして、これが単にイーロン・マスク個人の見解なのか、それともより広範な政権、そして次期大統領であるドナルド・トランプ氏の見解なのかについて、厳格な評価が行われることになるだろう。そして、もし後者であれば、米国との継続的な安全保障パートナーシップの性質について非常に深刻な疑問が浮上する可能性がある。」
「今日、国防長官のジョン・ヒーリーが述べたように、英国と米国の安全保障関係は、我々が世界で持っている中で最も密接なものだ。我々は、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして英国からなるファイブアイズグループのメンバーである。このような事態が次期米国大統領に承認されているならば、全てを共有するような関係を維持できるのか?その疑問の答えは、トランプがこれに同意しているのかどうかだ。それについてはまだわからない。」
この報道は、トランプ新政権内外で最も影響力のある発言力を持つ人物の一人と広く見なされているマスク氏が、反イスラム活動家トミー・ロビンソン氏に対する迫害や、主にパキスタン人男性による英国白人少女に対する性的虐待スキャンダルに関する調査拒否をめぐり、英国政府、特にキール・スターマー氏と戦いを続けている中で発表された。
マスク氏は自身のXアカウントから、これらの恐ろしい犯罪への政府の共謀を非難するだけでなく、2億1100万人のフォロワーに対して、米国は「英国をその専制政府から解放する」べきかどうかを問うアンケートまで投稿した。
これまでに約180万人が投票した。約58パーセントの人が賛成、42パーセントの人が反対と答えた。