尹大統領を逮捕　地裁「証拠隠滅の恐れ」／この大統領とシャトル外交を復活させた「バカ丸出し」外交

政治

2025/1/19

尹大統領を逮捕、現職では憲政史初…ソウル西部地裁「証拠隠滅の恐れ」

朝鮮日報によると、韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が1月19日、内乱首謀や職権乱用の容疑で逮捕された。現職大統領の逮捕は韓国憲政史上初。逮捕状審査はソウル西部地裁で行われ、証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕状が発付された。尹大統領は収監手続きを経て未決囚収容棟に収容され、一般収容者と同様の身体検査や収容記録の手続きが行われる。

この出来事は、尹大統領との関係強化を目指していた日本政府の外交姿勢について重大な疑問を投げかけるものである。

岸田文雄は昨年5月、ソウルを訪問し尹大統領と会談した。その目的は、尹大統領が3月に訪日した際に合意された「シャトル外交」の再開を実現することだった。岸田は日韓関係の「新たな時代」を築くためとして、経済協力や安全保障分野での連携を強調していた。

さらに、石破茂も昨年11月に2025年中の訪韓を調整していた。彼は韓国を訪問し尹大統領との首脳会談を予定していたが、今回の逮捕劇によってその計画も大きく揺らいだ。石破の外交判断もまた、脆弱な土台の上に立っていた。

そもそも岸田も石破も韓国との問題が何一つ解決しないまま、こうしたリスクを十分に考慮せず、「シャトル外交」や「連携強化」に踏み切っていた。はっきり言ってばか丸出し外交だった。