中国製品への10%追加関税、2月開始を検討 トランプ米大統領
1月22日
アメリカのドナルド・トランプ大統領は21日、中国製の輸入品に対する10%の追加関税、早ければ来月1日から課すことを検討していると述べた。
トランプ氏は記者会見で、「(中国が合成麻薬の)フェンタニルをメキシコとカナダに送っているという事実に基づいて」、追加関税について政権内で協議中だとした。
トランプ氏はメキシコとカナダに対しても、25%の関税をかけると脅している。両国について、不法移民や麻薬がアメリカに流入するのを許していると非難している。
トランプ氏の発言を受けて米ドルは他の主要通貨に対し上昇。アジア時間22日の取引でニュージーランド・ドルやオーストラリア・ドルが下落を主導し、円やオフショア人民元も下げた。中国の主要株価指数も低下した。(bloomberg、BBC)
トランプ大統領:「私が大統領になるまで、中国は米国に10ドルも支払わなかった。私が大統領になるまで、中国は米国に10ドルたりとも支払うことはなかった。私が大統領になったことで、中国は6000億ドル以上の関税を支払った。
PRESIDENT TRUMP: “Until I was President, China never paid not $.10 to the United States. With me, they paid $600 billion or more in tariffs and if I didn’t do that, you wouldn’t have a steel mill open in the United States.” pic.twitter.com/7X0JzVPrdl
— Trump War Room (@TrumpWarRoom) January 21, 2025
「私が大統領になるまで、中国はアメリカに対して1セントたりとも支払いをしていなかった。しかし、私の下では彼らは6000億ドル以上、いやそれ以上の関税を支払った。もし私がそれをしなかったら、今アメリカには1つの製鉄所も残っていなかっただろう。現在、国内の製鉄所が営業しているのは、私が鉄鋼産業を救ったからだ。他の産業も関税で守った。
他の国々も同様に大きな悪行を行っている。中国だけではない。ヨーロッパ連合も非常に悪質だ。彼らはアメリカに対して非常に不公平な扱いをしている。アメリカの車を受け入れず、農産物もほとんど受け入れない。ヨーロッパ連合とは3500億ドルの貿易赤字があり、非常に悪い扱いを受けている。
そのため、関税を課す必要がある。それが唯一の方法であり、公平を取り戻すための唯一の手段だ。」