トランプ政権がFBIを粛清する理由がわかる動画:ピーター・ナバロがFBIに逮捕された時の模様を語る
ピーター・ナバロは、トランプ政権で通商政策担当の補佐官を務めた経済学者・政治顧問である。中国に対する強硬な立場を取り「米中貿易戦争」の主要な設計者とされる。
トランプ政権では、特に「アメリカ第一」政策の推進者として、関税政策やサプライチェーンの見直しを主導した。
ピーター・ナバロは、2024年1月に「議会侮辱罪」で禁錮4ヶ月の刑を言い渡され、2024年3月に収監された。
これは、2021年1月6日の議会襲撃事件に関する下院特別委員会の召喚状に従わなかったことによるものである。
1. 議会召喚への出頭拒否:下院特別委員会は、2020年選挙結果を覆そうとしたナバロの役割について証言を求めたが、彼は応じなかった。
2. 必要な書類の提出拒否:特別委員会は彼の関連文書の提出を求めたが、ナバロはこれを拒否した。
彼は法廷で「トランプ元大統領の行政府特権(Executive Privilege)」を理由に召喚に応じなかったと主張したが、裁判所はこの主張を認めず、有罪判決を下した。
ナバロは「政治的迫害だ」と主張し、特にバイデン政権下の司法省がトランプ派を狙い撃ちしていると非難。また、トランプ支持者や保守派は「民主党による政治的な弾圧」として強く反発している。
ディネッシュ・ドスーザ「ピーター・ナヴァロがFBIからどのように扱われたかを語る。 これで、「報復」が私たちにとって正義の定義そのものとなった理由がお分かりいただけると思う」
72歳のナバロは、レーガン・ナショナル空港でFBIに逮捕された際の扱いについて、激しく不満を訴えている。彼はナッシュビル(テネシー州)での講演に向かう途中だったが、手錠をかけられ、食事や水を与えられず、弁護士に電話する許可も拒否されたと主張している。ナバロは彼らを「親切なナチス」と呼んだ。
Peter Navarro on how the FBI treated him.
Now you can understand why “retribution” has become, for us, the very definition of justice pic.twitter.com/kRW8wCiPT0
— Dinesh D’Souza (@DineshDSouza) February 1, 2025
「彼らは私が住んでいる家に来ることもなく(ちなみに、私の家はFBIのすぐ隣にある)。私に電話して『裁判所に来てくれ、君に対する逮捕状が出ている』と言うこともなく、そうしてくれれば私は喜んで行っただろう。
それなのに、彼らはどうした? 飛行機に乗ろうとしている私を待ち伏せし、手錠をかけた。そしてここに連れてこられ、足かせまでつけられた。さらに、独房に押し込まれたんだ。
ちなみに歴史的な話だが、私が入れられたのは ジョン・ヒンクリー(レーガン大統領暗殺未遂犯)の独房だった。まるで、それが重要な歴史的事実であるかのように思っているらしいな。これは懲罰的な扱いだ。今日、彼らが私にしたことは憲法違反だ。」

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