カマラ・ハリスの「60 Minutes」の大惨事インタビューを公開
2月6日
Reuters、NYP、WSJ、TGPによると、連邦通信委員会(FCC)は、カマラ・ハリス前副大統領の『60ミニッツ』インタビューの未編集映像と書き起こしを公開した。これは、CBSがインタビューを意図的に編集し、ハリス氏に有利な内容にしたとの苦情を受けた調査の一環である。 
CBSは、編集は放送時間の制約による通常の手法であり、意図的な改ざんは行っていないと主張している。しかし、未編集の映像では、ハリス氏の179語に及ぶ回答が20語に短縮されており、批判の対象となっている。 
この問題は、CBSの親会社であるパラマウントとスカイダンス・メディアの合併審査にも影響を及ぼしており、FCCは合併審査の一環として、CBSに対しインタビューの未編集映像と書き起こしの提出を求めている。 
さらに、ドナルド・トランプ前大統領は、CBSがインタビューを意図的に編集し、選挙干渉を行ったとして、CBSを相手取り100億ドルの訴訟を提起している。 
この問題は、報道の自由とメディアの編集権限に関する議論を引き起こしている。
FCC、カマラ・ハリスの『60ミニッツ』未編集インタビューを公開
2月日
連邦通信委員会(FCC)は、カマラ・ハリスの『60ミニッツ』インタビューの未編集映像を公開した。FCCは、CBSによる編集が「意図的に誤解を招くものではないか」と調査しており、トランプ政権下のFCC委員長ブレンダン・カーがCBSに対し、未編集の書き起こしを提出するよう求めていた。
CBSは声明を発表し、編集がテレビ放送の制約内で行われた通常のものであり、番組が意図的に改ざんされたわけではないと反論した。問題となっているのは、イスラエルのネタニヤフ首相に関するハリスの発言の編集であり、CBSは『Face the Nation』では長めに放送し、『60ミニッツ』では短縮したと説明した。
また、CBSはトランプ大統領が提訴した100億ドル(約1.5兆円)の訴訟について、和解を検討していると報じられている。この報道はCBS社内で怒りを招き、「和解すれば笑い者になる」との声も上がっている。幹部らは、トランプとの法的対立が親会社パラマウントとスカイダンス・メディアの合併に影響を与える可能性を懸念しているという。
— ウォール・ストリート・ジャーナルより
トランプ、CBSを提訴 –『60ミニッツ』がハリスの回答を操作。トランプ前大統領は昨年10月、CBSニュースを相手取り、カマラ・ハリスの『60ミニッツ』インタビューの「意図的な編集」に関する訴訟を起こした。「トランプ前大統領は、この訴訟によって、CBSの欺瞞的な報道行為によって彼自身と彼の選挙運動、そしてテキサス州および全米の何千万もの市民に生じた甚大な被害を是正しようとしている。」
— フォックス・ニュースによる訴訟内容の報道
『60ミニッツ』は、ハリスの支離滅裂な回答を編集し、まるで論理的で一貫性のある発言をしているかのように見せかけたと指摘されている。実際、インタビューでは、ハリスの回答を切り貼りし、別の部分で発言した文を差し替えていた。この編集手法は「質問と回答を都合よく組み合わせたものであり、ジャーナリズムではなく詐欺である」と批判されている。
60ミニッツはイスラエルに関するカマラの無意味な回答をカットし、それをインタビューの冒頭で彼女が言った全く別の文章に置き換えた
質問と回答を混ぜる。これはジャーナリズムではない。詐欺だ。
Holy. Shit.
60 Minutes cut Kamala’s nonsense answer on Israel and replaced it with a completely seperate sentence she said earlier in the interview…
Mixing and matching questions and answers. This isn’t journalism. It’s fraud.pic.twitter.com/onXli46xL6
— Geiger Capital (@Geiger_Capital) October 8, 2024
・オリジナルの『60ミニッツ』インタビューのやり取り
ビル・ウィテカー「しかし、ネタニヤフ首相はバイデン政権の言うことを聞いていないように見えるが?」
カマラ・ハリス「ええと、ビル、我々が行ってきた活動は、この地域におけるイスラエルの動きをいくつも促す結果となっており、それは我々の提唱活動を含む多くの要因の影響を受けている」
・『60ミニッツ』放送版
ビル・ウィテカー「しかし、ネタニヤフ首相はバイデン政権の言うことを聞いていないように見えるが?」
カマラ・ハリス「我々は、この戦争を終わらせる必要性について、アメリカがどこに立っているのかを明確にし続ける」
未編集映像の公開により、CBSの編集が意図的にハリスの発言を変えた可能性が浮き彫りになった。これは単なるインタビュー編集の範疇を超えた「情報操作」ではないかとの批判が強まっている。
『60ミニッツ』は、カマラ・ハリスがロシア・ウクライナ戦争について長々と語った部分を編集で削除し、代わりに「プーチンは今頃キーウに座っているだろう」という強い発言を差し込んだ。
NEW: 60 Minutes edited out one of Kamala Harris’s rambles on the Russia/Ukraine war, clipped in a strong statement instead about Putin “sitting in Kyiv right now.”
Edited version:
Question: “Would you support the effort to expand NATO to include Ukraine?”
Answer: “Those are… pic.twitter.com/vKOQA0BQec
— Collin Rugg (@CollinRugg) February 5, 2025
・編集後のバージョン
質問「ウクライナをNATOに加盟させる動きを支持しますか?」
回答「それらは、もしその時が来れば対処する問題です。現在、我々はウクライナがロシアの無謀な侵略に対抗できるよう支援しています… [フレーム切り替え] …ドナルド・トランプが大統領だったら、プーチンは今頃キーウに座っているでしょう。」
・未編集バージョン
質問「ウクライナをNATOに加盟させる動きを支持しますか?」
回答「それらは、もしその時が来れば対処する問題です。現在、我々はウクライナがロシアの無謀な侵略に対抗できるよう支援しており、ウクライナが独立国家として存在し続ける権利を支援するために、同盟の強化に取り組んでいます。
そして、NATO加盟国との協力を継続し、アメリカの同盟関係を強化していきます。繰り返しますが、この選挙では私と前大統領との間に明確な違いがあります。私はNATOの強化を支持します。NATOは世界で最も強力な軍事同盟であることを理解しています。ドナルド・トランプは我々をNATOから脱退させるでしょう。ドナルド・トランプが大統領だったら、プーチンは今頃キーウに座っているでしょう」