イーロン・マスク氏:「DOGE(政府効率化省)の目標は、この政権の重要な目的の一つは何かと言えば、それは民主主義の回復である」
— Elon Musk (@elonmusk) February 11, 2025
DOGE(政府効率化省)の目標は何か、あるいはこの政権の重要な目的の一つは何かと言えば、それは民主主義の回復である。これを聞くと「いや、我々は民主主義国家ではないのか?」と思うかもしれない。しかし、適切なフィードバックの仕組みがなければ、それは実質的な民主主義とは言えない。
もし政府と国民の間に適切なフィードバックループが存在せず、官僚が統治を担う状態になってしまえば、民主主義は形骸化する。つまり、もし国民が投票し、その意思が大統領や上院、下院を通じて実現されないのであれば、それはもはや民主主義ではなく、官僚主義による統治になってしまうのだ。
したがって、このフィードバックの仕組みを修正し、国民が選んだ代表、すなわち大統領、上院、下院が国の方針を決めるようにしなければならない。そうではなく、大規模な非選挙の官僚機構が実権を握ってしまうと、民主主義の意味はなくなってしまう。

これは、連邦政府の官僚の中にも優れた人材がいることを否定するものではない。しかし、独立した、国民に対して責任を負わない官僚機構が存在してはならない。民主主義の根本的な理念は、国民の意思に政府が応えることであり、それが機能しなければ民主主義とは言えない。
仮に今、アメリカ建国の父たちに「現在のアメリカをどう思うか?」と聞いたら、「我々の意図しなかった違憲の第四の権力、つまり官僚機構が生まれてしまった」と言うだろう。現在、この官僚機構は多くの点で、選挙で選ばれた政治家たちよりも大きな権力を持っている。この状況は国民の望むものではなく、彼らの意思を反映していない。これは是正しなければならない。
さらに、財政赤字の問題も深刻である。現在、約2兆ドルの財政赤字を抱えており、これに対処しなければアメリカは破綻する。
驚くべきことに、国防予算を上回る額の国債利払いを行っているのだ。アメリカは国防に多額の支出をしているが、それを超える規模の利払いが発生しているのは異常である。このままでは国家の財政は破綻に向かう。
要するに、連邦政府の支出削減は選択肢ではなく、必然である。アメリカが財政的に存続可能な国であり続けるためには不可欠なのだ。また、アメリカが国民に必要なサービスを提供し続けるためにも、莫大な債務の利払いに資金を浪費するわけにはいかない。

参考記事

