中国が「無限の」エネルギー源を発見、6万年間国家を支えられる可能性があると北京の地質学者が主張
3月2日
Unilad、Scmpの報道によると、中国の地質学者たちは、バヤンオボ鉱山複合施設 で推定100万トンのトリウムを発見したと報告している。トリウムは、ウランの200倍のエネルギーを生成できる銀色の金属であり、トリウム溶融塩炉は放射性廃棄物をほとんど出さず、水冷も不要とされる。
この資源が完全に活用されれば、中国を6万年間も支えることが可能であると推定されている。 しかし、トリウムの抽出には大量の酸とエネルギーが必要であり、また副産物の軍事利用に関する懸念も存在する。
調査では、中国全土でトリウムが豊富な地域が233か所特定され、中国の鉱山廃棄物に含まれるトリウム資源が未だに手つかずのまま残っており、これを抽出すれば世界の化石燃料への依存度を下げることができる可能性があることが示唆された。研究者らは、バヤンオボ鉄鉱石採掘場のわずか5年分の鉱山廃棄物には、米国のエネルギー需要を1,000年以上満たすのに十分なトリウムが含まれていると主張している。
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トリウムは、天然に存在するわずかに放射性の元素で、原子炉におけるウランの代替品として長い間考えられてきた。ウランとは異なり、トリウムは直接核分裂性ではないが、核分裂を維持できる物質であるウラン 233 に変換できる。
溶融塩炉 (MSR) では、トリウムはフッ化リチウムと混合され、1,400°C (2,550°F) に加熱され、中性子の衝撃を受けて連鎖反応を開始する。このプロセスは従来のウラン炉よりも効率的で、核廃棄物が大幅に少なく、原子炉メルトダウンのリスクが軽減される。
研究主任のファン・ホンハイ氏は、これらの資源が未利用のまま放置されていると指摘。また、匿名の地質学者は「無限のエネルギー源は我々の足元にあった」と語った。
中国政府はこの資源の開発に関心を示しているが、埋蔵量の正確な数値は国家安全保障上の理由で非公開とされている。
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ネットの声
• アメリカには約60万トンのトリウムがある。特にアイダホ州とモンタナ州に多く存在している。
• もしこの情報が本当なら、将来の勢力バランスを大きく変える可能性があり、世界規模の戦争を引き起こす主要な要因の一つになるかもしれない。
軍事バランスも変える。アメリカは追いつく必要がある。
これが実現すれば、化石燃料はゲームオーバーとなり、SF的な未来がやってくる。
• ゴアやグレタは気候変動が来ると言っていたが吹っ飛ぶぞ。
• これは驚くべき発見だ。しかし中国の発表だから信用ならんが。
• 理論上は面白いが、現在の技術では運転温度に十分に速く達するのは難しいと思う。それに、塩の融点から完全運転温度に達するまで、またその後の温度管理はどうするんだ?解決すべき問題が多すぎる。
• AIや量子コンピューティングの次の進化にとって、これがどれほどの可能性を秘めているか想像してみてほしい。
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参考記事
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