最高裁判所はUSAID支出に関して急進左派に屈し、トランプ大統領の憲法上の行政権を奪取
3月6日
ー最高裁、トランプ政権に不利な判決を下し、USAID請負業者への20億ドル支払いを支持ー
TGP、TPMによると、最高裁判所はトランプ政権が20億ドルの対外援助金を即時に支給しなければならないとの判決を下した。この判決はトランプ政権が就任前に存在していた対外援助協定を尊重すべきとする地方裁判所判事の命令を維持するものだと指摘している。
最高裁は水曜日、5対4でトランプ政権に不利な判決を下し、米国国際開発庁(USAID)の請負業者に約20億ドルを支払うよう命じた下級裁判所の判断を支持した。これにより、トランプ政権の外国開発援助資金の配分停止命令が阻止された。
リベラル派の判事3人全員が資金の返還を求めて訴訟を起こした非営利団体側に味方した。「保守派」のジョン・ロバーツ判事とエイミー・コニー・バレット判事は、理由は不明だが多数派に賛成票を投じた。

判決の経緯
• 2月13日:コロンビア特別区連邦地方裁判所が一時的差し止め命令を出し、トランプ政権による資金配分の停止を阻止。
• 2月25日:同裁判所が、既に完了していた事業の支払い(約20億ドル)を命じる。
• 2月26日:トランプ政権の支払い期限の数時間前、最高裁に介入要請を提出。
• 3月6日:最高裁がこれを却下し、下級裁判所の判断を支持。
判決文では、「政府は暫定的差し止め命令を確実に遵守しなければならない」とされ、最高裁判所長官の過去の決定は無効とされた。
判決への反対意見
サミュエル・アリト、クラレンス・トーマス、ニール・ゴーサッチ、ブレット・カバノーの4判事は反対意見を表明。アリト判事は、「地方裁判所の一判事が政府に20億ドルの支払いを命じる権限を持つべきではない」と批判し、今回の判決に驚きを示した。

エイミー・コニー・バレット判事は保守ではない「左派」(TNW)
バレット判事はトランプ大統領によって任命されたものの、これまでの判決ではことごとく左派判事側に立つ姿勢を示している。
バレット最高裁判事は、2020年の承認当初、保守派にとって大きな勝利とされた。しかし、彼女の近年の判決はリベラル寄りのものが多く、保守派の期待を裏切っていると批判されている。
• トランプ大統領の裁判(2025年1月):トランプのニューヨークでの重罪裁判の延期を最高裁が拒否(5対4)。バレットはリベラル派に同調し、トランプへの司法攻撃を容認。
• 1月6日事件の妨害法適用:バレットは被告に有利な判決を阻止し、リベラル派と共に検察の権限を維持。
• ソーシャルメディア検閲問題(2024年):バレットはバイデン政権がビッグテックに保守派を抑圧させたとする主張を退け、検閲の継続を許可。

今回の決定でも、クラレンス・トーマス判事、サミュエル・アリト判事、ブレット・カバノー判事、ニール・ゴーサッチ判事の4人がトランプ大政権を支持した一方で、バレットは反対票を投じた。
この動きは、もはや彼女が「保守派判事」と呼べる存在ではないことを示していると言える。バレットがトランプ大統領関連の裁判で左派判事と同調した事例として、2020年の大統領選挙後にテキサス州が他の複数の州と共同で選挙結果に異議を申し立てた歴史的訴訟で、最高裁がこの訴訟を却下したケースがある。
このとき、バレット判事を含む複数の保守派判事が左派判事とともに訴えを退ける決定に賛同した。その後、バレットは口止め料裁判でもトランプ大統領に不利な判決を下している。

バレットがトランプ大統領の任命によって最高裁に加わった際、保守派は彼女が憲法の原則を尊重し、信念を貫くと期待していた。しかし、現実は異なり、彼女の投票傾向はむしろ左派寄りであることが顕著となっている。今回の判決もその一例である。
さらに、ジョン・ロバーツ長官も今回、左派判事側に加わり、トランプ大統領の申し立てを却下する決定に貢献した。ロバーツはこれまでも中道寄りの判断を下すことが多く、保守派の中で一貫性を欠く存在とされている。今回のケースでも、保守派判事としての期待を裏切る形となった。

最高裁の構成は現在、保守派6人、左派3人の、6-3で保守が多数と言われている。この通りの構成であれば、今回のトランプ政権の申し立ては通るはずだった。しかし、バレット判事とロバーツ長官が左派に同調したことで、5対4という結果となり、トランプ大統領に不利な判断が下された。
これまでの判決を見ていると実際はバレットは確実に左派、ロバーツは中道(どちらかと言えば左派)。そのため実際は4−4ー1のイーブンか、4-5で左派が多数である。米ネットでも多くの保守派がそれを指摘している。バレットが重要な局面でリベラル派の側に立つというパターンは、彼女がそれほど正義の人ではないことを示している。トランプ大統領がなぜこんな左巻きの判事を任命したのか、甚だ疑問だ。

ネットの声
「弱虫。臆病者。裏切り者。嘘つき」
「邪悪な目だ」
Weak. Coward. Traitor. Liar. https://t.co/qHqtGJ44kZ
— Catturd ™ (@catturd2) March 6, 2025
彼女は大きな問題だ。
She’s a big problem. pic.twitter.com/ak993xqetB
— Eric Daugherty (@EricLDaugh) March 5, 2025

エイミー・コニー・バレット判事は、たった2秒たりともトランプへの完全な軽蔑を隠すことすらできなかった。
Justice Amy Coney Barrett couldn’t even hide her total contempt for Trump for 2 seconds pic.twitter.com/8eN8qrfFVv
— End Wokeness (@EndWokeness) March 5, 2025

エイミー・コニー・バレットが今支持しているのが誰であれ、それがアメリカでないことは確かだ。
Whomever Amy Comey Barrett is supporting now…… it’s certainly not America.
— Juanita Broaddrick (@atensnut) March 5, 2025

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