CIAは日本の左翼団体「ベ平連」を監視していた/同団体は反原発運動に影響を与えた
3月18
公開されたJFKファイルによると、CIAはベ平連を監視しており、組織の中心人物である「ヨシカワ」(吉川?)という人物を「優秀な共産主義者」と見なしていたことが判明した。これにより、ベ平連の活動は冷戦下のアメリカ政府にとって「危険な反米運動」とみなされていた可能性が高い。
機密解除された文書によると、CIAは1965年に結成された日本の「ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)」を追跡していた。この団体は反米・反ベトナム戦争のグループとして活動していた。
独立した知識人による運動とされていたが、実際には元共産党員、左派系の学生、そして日本共産党の支配を拒む進歩派の思想家たちによって構成されていた。

米国はこれらの動きを冷戦下の影響力工作と関連づけ、注視していた。
🚨🇯🇵 JFK FILES: CIA MONITORED JAPAN’S BUND (BEHEIREN) FOR VIETNAM TIES
Declassified documents reveal the CIA tracked BEHEIREN—Japan’s “Peace for Vietnam” Committee—formed in 1965 as an anti-American, anti-Vietnam War group.
Despite being presented as independent intellectuals,… https://t.co/439UHSaJQQ pic.twitter.com/l6HjJvYJQJ
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) March 18, 2025

ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合、BEHEIREN: “Peace for Vietnam!” Citizens’ League)は、1965年に日本で結成された反戦運動団体であり、主にベトナム戦争への反対運動を展開した。日本国内では、当時の安保闘争や学生運動とは異なる、市民主体の草の根的な運動として注目された。
• 左翼政党(日本共産党など)とは一線を画し、独立した市民運動を標榜。
• 主要メンバーには、元共産党員や進歩的な知識人、学生運動家などが含まれた。
• ベトナム戦争の即時停戦や、米軍の日本基地使用反対を訴えた。
• 米軍脱走兵の支援も行い、一部は日本国内で保護された。
ベ平連は、日本の反戦・市民運動のモデルとなり、その後の沖縄返還運動や原発反対運動などに影響を与えたとされる。

参考記事

