政府、JFK暗殺に関する未修正文書を公開
政府は昨夜、JFK暗殺に関する何千もの未修正文書を公開した。多くは以前から公開されていたものだが、政府の関与についての議論が再燃している。
一部の捜査官は、オズワルドが軍産複合体によって育てられ、最終的に「カモ」にされたと考えている。新たに公開された文書の中には、オズワルドがメキシコ・シティを訪れた際、CIAがソ連とキューバの大使館に意図的に記録を残したという説を補強する証拠も含まれている。
Last night, the administration released thousands of unredacted documents related to JFK’s assassination. Most of these files have been in the public record for years, but they’ve reignited theories about what our government’s role was. Some investigators believe Oswald was being… pic.twitter.com/PFHPIRBVZc
— Jesse Watters (@JesseBWatters) March 20, 2025

昨夜、政府はJFK暗殺に関する数千の未修正文書を公開した。これらの多くはすでに公開されていたものの、政府の関与に関する議論が再燃している。
ある説では、オズワルドはソ連に亡命したのではなく、CIAのカバー工作として送り込まれたとされている。冷戦真っ只中の時期に、3年間ソ連に滞在した「亡命者」が、ロシア人妻とともに何の問題もなくアメリカに帰国できたのは不自然だというのだ。
一部の捜査官は、オズワルドが軍産複合体によって「育成」され、最終的に利用されたと考えている。彼はソ連やキューバの共産主義活動に関与しているように見せかけられたが、それはJFKが暗殺された際に、アメリカがキューバへの侵攻やソ連への先制核攻撃を正当化するためだったという。このシナリオこそが、国防総省やCIAが長年求めていたものだったという説もある。

新たに公開された文書の中には、CIAがメキシコ・シティのソ連・キューバ大使館に、オズワルドが訪れたという「紙の痕跡」を意図的に作り出した可能性を裏付けるものも含まれている。
アイゼンハワーは退任前、「軍産複合体の影響力拡大」について警告していた。
「政府の評議会において、望もうが望むまいが、不当な影響力を持つ軍産複合体の台頭を警戒しなければならない。」
JFKが大統領に就任すると、CIA長官アレン・ダレスは「ピッグス湾侵攻」を計画。この作戦はキューバのカストロ政権を打倒するためのものだったが、杜撰な計画のために失敗し、JFKは軍を投入しての支援を拒否した。これにより、ダレスは解任され、JFKの敵となった。

新たに公開された文書の中には、JFKの側近アーサー・シュレジンジャーがピッグス湾事件後にCIAを批判したメモも含まれていた。シュレジンジャーは、CIAの活動が国務省の外交政策を侵食していると警告し、「CIAは国家の中の国家のような存在だ」と記していた。
JFKとフルシチョフは、秘密裏に手紙を交わし、世界平和を模索していた。JFKは演説でこう語っている。
「私が求める平和とは、アメリカの武力によって世界に押し付けられるものではない。
墓場の静寂でも、奴隷の安全でもない。私は、人生を生きる価値のあるものにするような、本物の平和を求めている。それは、人々と国家が成長し、希望を抱き、子どもたちのためにより良い未来を築くことができる平和だ。」

JFKはベトナム戦争の縮小を目指し、欧州の旧植民地の独立も容認する姿勢を示していた。しかし、ワシントンの権力者たちは、共産主義の封じ込めに執着し、独裁政権の支援や暗殺・政権転覆を容認する方針をとっていた。JFKは情報機関と対立する道を歩んでいた。
1963年11月22日、ダラスで何かが起こった。銃弾がどの方向から発射されたのか、未だに議論が続いている。
JFK暗殺の数週間から数ヶ月前に、オズワルドの周囲には多くの情報機関関係者が動いていた。
解任されたはずのアレン・ダレス(CIA長官)が、JFK暗殺を調査するウォーレン委員会のメンバーに任命されたことで、事態はさらに不透明になった。

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