トランプ大統領、キューバ人、ハイチ人、ニカラグア人、ベネズエラ人53万人の法的地位を剥奪
3月22日
ロイターによると、2025年3月21日、トランプ大統領は、キューバ、ハイチ、ニカラグア、ベネズエラからの移民約53万人に対する一時的な合法的地位を剥奪する決定を下した。この措置は、前政権のバイデン大統領が導入した「人道的パロール制度」によって認められていた合法的滞在を取り消すものであり、2025年4月24日から施行される予定である。
バイデン政権下では、米国内にスポンサーがいることを条件に、これら4か国からの移民に対し空路での入国を認め、2年間の滞在と労働許可を付与していたが、トランプ政権はこれを撤廃する方針を示した。

今回の措置は、同様のプログラムを通じて入国したウクライナからの避難民24万人、アフガニスタンからの避難民7万人超にも今後影響が及ぶ可能性がある。
合法的地位を失うことにより、対象となる移民は迅速な強制送還の対象となる恐れがあるが、現時点で何人が他の保護措置を得ているかは不明である。
また、キューバとの間には大量送還に関する合意が存在せず、対象者の取り扱いには不透明な部分も残されている。

記者:「不法犯罪者を逮捕し、国外追放する権限はありますか?」
トランプ:「法律ではそう定められている。『バイデンには国境を開き、何百万もの全く審査を受けていない人々を我が国に入れる権限があったのか』と問うべきだ」
REPORTER: “Do you have the power to arrest illegal criminals and deport them?”
TRUMP: “That’s what the law says. You should be asking, ‘Did Biden have the authority to open the border and let millions of totally unvetted people into our country?”
pic.twitter.com/T06H0OcaYv— Benny Johnson (@bennyjohnson) March 21, 2025

記者:あなたには人々を一斉に摘発して強制送還し、しかも裁判所に証拠を提示する義務なしにそれを行う権限があると思いますか?
トランプ大統領:それが法律に書かれていることだし、それこそ今この国に必要なことだ。なぜなら、不幸なことに、バイデンは何百万もの人々を審査もされず、確認もされないままこの国に入れることを許したからだ。君が「権限があるのか」と聞いたが、それなら逆に問いたい。バイデンに、まったく考えられないようなこと──つまり国境を開放し、何百万もの人々を審査なし、確認なしで流入させる──そんなことをする権限があったのか?

その中には多くの犯罪者がいた。刑務所から、精神病院から、ギャング、麻薬の売人、非常に危険な人物たちが入ってきた。殺人犯も多数いた。私たちが把握しているだけでも11,088人の殺人犯がいる。そのうち少なくとも半数は、複数人を殺している。彼らは今、この国にいる。あなたの近くにもいるかもしれない。
バイデンが、そして実際にこの国を動かしていた彼の関係者たちが、それを許した。そして署名マシン(オートペン)を操作していた人物──誰が実質的に「大統領」だったのか、我々は突き止めるべきだと思う。
だから「あなたにその権限があるのか?」と私に聞くなら、私は逆に聞きたい。バイデンに、あれほど多くの、しかも凶悪な犯罪者をこの国に入れる権限があったのか?彼らは想像を絶する被害をもたらしたのだ。

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