コロナワクチンが、血液が凝固しなくなる疾患「血友病」を引き起こすことが判明：ジョージ・ワシントン大学の研究

covid19(コロナ)

2025/3/23

コロナワクチンが致命的な血友病を引き起こすことが判明

2025年3月23日

アメリカ・ジョージ・ワシントン大学の研究チームが発表した研究により、新型コロナウイルスのmRNAワクチン、とりわけブースター接種が、致命的な自己免疫性出血疾患である後天性血友病A（AHA）を引き起こす可能性があることが明らかになった。

研究は英国医学雑誌（BMJ）に掲載され、ワクチン接種後に出血死や重度の内出血を起こした複数の症例が報告されている。血友病は、血液中の第VIII因子に対する自己抗体の産生により、血液が凝固しなくなる稀な疾患で、些細な外傷でも制御不能な出血を引き起こすことがある。

報告された症例の中には、ワクチン接種直後に歯科治療や内視鏡検査を受けた男性が全身に出血と腫れを生じ、高用量ステロイドと免疫抑制剤で治療されたケースや、マレーシアでは80代の男性が接種から2週間後に広範囲の血腫と貧血を発症したケースもあった。

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また、米国ピッツバーグ大学や日本の研究グループも同様に、ワクチン接種後にAHAが発症した症例を報告している。中には、第IX因子に対する自己抗体が出現し、血友病Bが悪化した事例や、PEG（ポリエチレングリコール）に対する抗体が治療を妨げたケースも確認された。

こうした報告を受け、科学者たちはmRNAワクチンの接種によってまれながらも深刻な自己免疫反応が引き起こされる可能性を警告しており、世界的なワクチン接種キャンペーンが未確認の副反応を見逃してきた可能性にも言及している。現在、ワクチンと自己免疫性出血疾患との関連について、より徹底的な調査と検証が求められている。