MS-13ギャングのトップリーダーがワシントンDC郊外でついに逮捕される
FOXニュース、Thesunによると、バージニア州ウッドブリッジにて、MS-13の幹部が逮捕された。逮捕されたのは24歳のエルサルバドル出身の不法移民で、米国内におけるMS-13の上位幹部の1人とされる。身元は「エル・メロ」と呼ばれる人物であり、組織の指導的地位にあった。
今回の逮捕は、FBI、プリンスウィリアム郡警察、ATF(アルコール・タバコ・火器局)、ICE(移民・関税執行局)、バージニア州警察など、複数の法執行機関による連携捜査の成果である。逮捕は平和的に行われ、抵抗はなかったとされる。
このニュースに対し、関係者や一部政治家は「有能な連邦指導部と地元当局の協力による成功例」と評価しており、特にトランプ大統領は、犯罪組織に対する厳格な姿勢を再確認する機会として称賛している。MS-13は長年にわたり暴力・麻薬・人身売買などに関与しており、今回の逮捕はアメリカ国内の治安にとって重要な一歩とされる。

MS-13(エムエス・サーティーン)は、「マラ・サルバトルチャ」という中南米系のギャング組織の略称で、特に暴力性の高さで知られている極めて危険な犯罪組織。
主にエルサルバドル出身の移民をルーツとし、1980年代にアメリカ・ロサンゼルスで誕生した。現在ではアメリカ国内(特にバージニア、カリフォルニア、ニューヨークなど)や中米諸国に勢力を広げている。
主な犯罪活動には以下が含まれる:
• 麻薬・武器の密売
• 強盗、殺人、誘拐
• 恐喝・マネーロンダリング
• 人身売買・不法移民斡旋
アメリカ政府はMS-13を「トランスナショナル犯罪組織」として取り締まりの対象にしており、トランプ大統領(当時)は彼らを「動物」と呼んで非難したことでも話題になった。近年もFBIやICE(移民関税執行局)が積極的に摘発を行っている。

カシュ・パテルFBI長官は、MS-13のリーダーの逮捕について、「良い警官を警官として働かせるとこういうことになる。我々は今後もこの国中で良い警官を警官として働かせ続けるつもりだ…我々はコミュニティを安全に戻している」と語った。
Kash Patel on the capture of an MS-13 leader: “This is what happens when you let good cops be cops and we’re going to continue to let good cops be cops across this country… We are returning our communities to safety.” pic.twitter.com/QPOB1rSoMP
— Libs of TikTok (@libsoftiktok) March 27, 2025

カシュ・パテルFBI長官:これは「優秀な警官に本来の仕事をさせた結果」なんです。そして我々は今後も、この国のいたるところで、優秀な警官にその本来の仕事をやらせ続けていきます。
トランプ大統領は、我々に「地域社会を守り、悪を追い詰めろ」という大統領令を出してくれました。ボンディ将長官は、この戦いを率いる“正義の戦士”です。ユーナン州知事、あなたとこの作戦を共にできることは光栄です。そして連邦検事のセイル氏、これは今の我々に課せられた使命なのです。

現在、アメリカでは7分に1人が薬物の過剰摂取で死亡しています。これは、我々がかつて経験したことのない国家安全保障レベルの危機です。さらに、6分半ごとに女性または子供がレイプされ、1時間に2件の殺人が起きている。これのどこが「安全で安心なアメリカ」だというのでしょうか?
だが、この政権の勇敢なリーダーシップ、そしてここにいる人々のおかげで、我々の地域社会は再び安全を取り戻しつつあります。今朝、我々はMS-13の幹部を逮捕しました。そんなことは簡単にはできない。だが、優れた法執行機関の力によって、それは成し遂げられたのです。

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