平井宏治氏、再エネ賦課金の「闇」を糾弾 九州・博多の街頭演説で訴え
4月6日
4月5日、日本保守党の平井宏治氏は、九州・博多で行われた街頭演説にて、再生可能エネルギー賦課金制度の不公平さと、電力価格高騰の原因について鋭く糾弾した。
平井氏は、2012年から始まったメガソーラー事業を例に挙げ、「当時始めた事業者は、九州電力に1キロワットアワーあたり40円で電気を売っている。これは20年間、2032年まで保証されている」と指摘。現在の発電コストは10円程度であるため、「30円の利益を得ている。その差額を九州電力が負担すれば、電力会社は破綻する」と強調した。
この制度により、九州電力が直接負担するのではなく、「再エネ賦課金」という名目で、一般家庭や企業が電気料金の形でそのコストを肩代わりしている現状を「偽名」とまで言い、「我々国民がメガソーラー事業者に供与させられている」と厳しく非難。「働かざる者食うべからずだ」と痛烈に批判した。

さらに平井氏は、この制度を推進してきたのが自民党内の「再エネ議連」だと明かし、「この流れの中で、やりすぎて逮捕されたのが千葉県選出の秋元議員。風力発電事業に絡んだマネーロンダリング事件を、皆さんも覚えているだろう」と言及。こうした利権政治は「終わらせるべきだ」と訴えた。
演説の終盤では、「火力発電を積極的に使い、電気代を下げていくべきだ」と具体策を提示。さらに、「百田尚樹氏、有本香氏、そして島田洋一先生が、やむに止まれぬ大和魂(*)で日本保守党を立ち上げた。これを無視する手はない。私はその志でともに戦う」と力強く語り、集まった支持者たちに「政治を九州から取り戻そう」と呼びかけた。

(*)「かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」:吉田松陰が残した有名な言葉。
「こうすれば、こうなるだろうと分かっていながら、それでもなお、やめることができない大和魂(日本人の心・武士の精神)」
自分の行動が悲劇や死を招くことを分かっていても、正義・信念・祖国のために身を投げ出さずにはいられない日本人の魂を表す。吉田松陰が安政の大獄で捕らえられ、死を覚悟した際に詠んだ辞世の句に基づく。
松蔭は自らの行動が幕府の怒りを買い、命を落とす結果になると分かっていたにもかかわらず、信じる道を貫いた。その覚悟と精神を象徴する句として、現代でも多くの保守系論者や政治家に引用される。

平井氏の訴えには、エネルギー政策や電力料金に対する不満を抱える多くの聴衆が耳を傾けていた。
平井宏治先生、魂の演説。
宣言通り、演説はきっちり3分。お見事でした。 pic.twitter.com/S2m9sQawob— 浪速者 (@Naniwamono1) April 6, 2025
(@Naniwamono1)氏のポストより

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