トランプ政権、交通違反等の軽微な違反でも、外国人留学生のビザを取り消し 強制送還へ
4月6日
Umass、Boston25newsによると、2025年4月4日、マサチューセッツ大学アマースト校のハビエル・レイエス学長は、同大学に在籍する5人の留学生が連邦政府によりビザを取り消され、学生ステータスを喪失したと発表した。大学側は移民・関税執行局(ICE)のSEVIS(学生・交流訪問者情報システム)を確認することでこの事実を把握したが、事前の通知はなかったという。
取り消しの理由については、軽微な違反――例えばキャンパス外での交通違反――が関係しているとされる。これまでは、ビザが取り消されても直ちに学生の法的地位が失われるとは限らなかったが、新政権下ではビザ取消後わずか数時間でステータスが終了するケースもあると指摘されている。

同様の措置は他大学にも広がっており、例えばタフツ大学のトルコ人留学生ルメイサ・オズトゥルク氏は、ビザ取消後にICEにより逮捕され、ルイジアナ州の拘置所に移送された。
このような一連の動きは、親パレスチナ的な活動に関与したと見なされる留学生に対して集中しているとの報道もあり、人工知能(AI)を用いてSNS投稿を監視し、ハマス支持と見なされる投稿を探知する「キャッチ・アンド・リボーク」プログラムの存在が指摘されている。
トルコ人の博士課程学生ルメイサ・オズトゥルク氏は、マサチューセッツ州でイフタール(ラマダン中の夕食)に向かう途中、マスクを着用した米国移民税関執行局(ICE)の職員によって拘束された。

オズトゥルクは有効なF-1ビザを所持し、タフツ大学で学んでいたが、逮捕前の2日間にわたって監視されていたと報じられている。彼女のビザは突然取り消された。
Turkish PhD student Rumeysa Ozturk was detained by masked U.S. Immigration and Customs Enforcement (ICE) agents yesterday while she was heading to an Iftar dinner in Massachusetts.
Ozturk, who held a valid F-1 visa and studied at Tufts University, was reportedly being watched… pic.twitter.com/aZpA82P1Pg
— DOAM (@doamuslims) March 26, 2025

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