ファイザーおよびモデルナの治験データを再解析した結果、ワクチンの利益よりも害の方が3〜5倍高い確率で発生していたことが判明
【ファイザー】
・深刻な有害事象の過剰リスク:1万人あたり10.1件
・新型コロナによる入院の減少効果:1万人あたり2.3件
【モデルナ】
・深刻な有害事象の過剰リスク:1万人あたり15.1件
・新型コロナによる入院の減少効果:1万人あたり6.4件
ダン・スコーバック氏「つまりワクチンによって入院を防げた人よりも、ワクチンによって深刻な健康被害を受けた人の方が多かったということです。」
Reanalysis of Pfizer & Moderna Clinical Trials Finds 3 to 5 Times the Odds of Harm Over Benefit
Pfizer:
• 10.1 per 10,000 excess risk of serious adverse events.
• 2.3 per 10,000 reduction in C19 hospitalizations.Moderna:
• 15.1 per 10,000 excess risk of serious adverse… pic.twitter.com/6Zs9iYjwle— The Vigilant Fox 🦊 (@VigilantFox) April 10, 2025

この研究は大きな波紋を呼びました。アメリカの臨床科学者ジョセフ・フリーマン氏が率いる研究チームによるものです。彼らはファイザーとモデルナが実施した臨床試験のデータを再解析しました。
臨床試験はワクチンを市場に出すために必要なプロセスであり、FDA(アメリカ食品医薬品局)はその結果をもとに製品を承認するかどうかを判断します。そしてご存じのとおり、これらのワクチンは緊急使用許可を受けました。つまりFDAはファイザーとモデルナの臨床試験を審査し「mRNAワクチンの利益はCOVID-19のリスクを上回る」と結論づけたわけです。
ところが、フリーマン博士の研究チームが見つけた結果はそうではありませんでした。彼らは「ワクチン接種後の深刻な有害事象(重篤な副反応)の発生率は800人に1人の割合で増加した」と報告しています。彼らは非常に綿密に臨床試験データを分析しました。

実際、彼らの解析によると「ワクチン接種後の深刻な有害事象のリスク」は「COVID-19による入院リスクの減少効果」よりも高かったのです。これはファイザーとモデルナ両方の試験でプラセボ群(偽薬を接種したグループ)と比較して確認されています。
具体的な数字を見てみましょう。ファイザーの場合、接種後の深刻な有害事象の過剰リスクは1万人あたり10.1件でした。一方、COVID-19入院リスクの減少は1万人あたり2.3件でした。つまり、ワクチン接種によって入院を防げた人よりも、深刻な健康被害を受けた人の方が多かったという結果です。
モデルナの場合も同様で、有害事象の過剰リスクは1万人あたり15.1件。一方、入院リスクの減少は1万人あたり6.4件でした。

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