百田尚樹氏「国民から取るだけ取って返すのは無駄」ガソリン補助金・現金給付案を痛烈批判 〜日本保守党 記者会見〜
日本保守党の代表・百田尚樹氏は、同党の記者会見で、政府の物価高対策として検討されているガソリン補助金や現金給付案を強く批判した。百田氏は、政府が国民から税金を徴収した上で、補助金や給付金として一部を返還する仕組みに対し「馬鹿げた話」「二重の手間で無駄が多い」と語った。
政府は現在、ガソリン高騰対策として1リットルあたり10円程度の補助金を検討しているほか、国民1人あたり5万円の現金給付案も浮上している。しかし百田氏はこれについて「最初から消費税を下げれば良いだけの話。取るだけ取って返すなど非効率の極みだ」と批判。「取る手間と返す手間で無駄なコストがかかり、財務省は『取れるものは何が何でも取る』という姿勢を崩していない」と語気を強めた。

また、百田氏は選挙が近づくにつれて、これまで増税や再エネ賦課金について沈黙してきた政党が急に減税を言い出している状況にも言及。具体例として、日本維新の会の吉村洋文代表が「食料品の消費税をゼロにしたい」と発言したことや、国民民主党の玉木雄一郎代表が「再エネ賦課金はおかしい」と述べたことを挙げ、「今ごろ何を言っているのか。もっと早く言えよ」と苦言を呈した。
百田氏は「我々日本保守党は結党以来、1年半前から一貫して減税と無駄な負担の撤廃を訴え続けてきた。他党のように選挙目当てで言い出しているわけではない」と強調。「他の与党や野党こそが、選挙が近づくと急に減税を言い出す。今まで何をしていたのか」と批判した。
さらに、「6年間議員を務めながら、それまで何も言わなかった者が、選挙が近づいたら減税を訴えるのは国民を馬鹿にしている」と述べ、「政府も財務省も、取れるものは取り、困っているならそこから返してやるという態度。これは人を舐めている」と痛烈に批判した。

百田尚樹氏「政府が国民から税金を徴収した上で、補助金や給付金として一部を返還する仕組みに対し「馬鹿げた話」「二重の手間で無駄が多い」」
【日本保守党 定例記者会見 4/15】より
ガソリンリッターあたり10円の補助金や一人5万円の現金支給の話が出ているが
国民から獲れるだけ獲って、困っているのならその中から返していこうという国民をバカにした話だ
選挙が近づいてきて
維新は食品の消費税をゼロと言ったり… pic.twitter.com/cIEgGKiFaZ— カシミール88 (@kashmir88ks) April 15, 2025

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