メローニ首相「イーロン・マスクは民主主義にとって危険ではない。ジョージ・ソロスこそが危険だ。」
ジョルジャ・メローニ首相「ワシントンに戻ってきた友人、イーロン・マスクに会えて嬉しい」
Contenta di rivedere a Washington il mio amico @elonmusk pic.twitter.com/phKTwTcXyz
— Giorgia Meloni (@GiorgiaMeloni) April 18, 2025

ジョルジャ・メローニ首相「イーロン・マスクは民主主義にとって危険ではない。ジョージ・ソロスこそが危険だ。」
Giorgia Meloni: “Elon Musk is not a danger to democracy, George Soros is.” Do you agree with her? pic.twitter.com/g4A2gFmD2o
— RadioGenoa (@RadioGenoa) April 19, 2025

メローニ首相「つまり問題は、イーロン・マスクが「影響力があり、裕福である」点にあるのか。それとも「彼が左派ではない」ことにあるのか。
私は「内政干渉」とは何であるかを理解している。自らの意見を述べることは、一定の範囲において内政干渉とは言えない。もちろん、彼の意見が好きか嫌いか、あるいは全てに共感できるか否かは別問題である。私はすべてに賛同しているわけではなく、いくつかには同意しない。だが、それは別の話である。
私の見解では、国家主権に対する真の干渉とは、巨額の資金を用いて政治的意思決定を左右し、政治家に資金提供することである。そして、残念ながら過去に我が国でもそのような事例は存在した。だが、その際に誰も大騒ぎなどしなかった。

加えて、同じく大富豪たちが自身のSNSプラットフォーム上で人々を検閲していた事実がある。アメリカの当時の大統領であり、再選されなかったドナルド・トランプ氏さえもその対象であった。それは問題なかったのか。あれは民主主義への干渉ではなかったのか。
ゆえに、物事は正当な文脈に戻して考えるべきである。私は、これまで「国家に対して賭けを行うような大資本家が政治団体へ資金提供することは、立派なフィランソロピーだ」と称賛していた人々が、いざ自分と異なる意見を持つ者が、政党や団体に一切資金提供もせず、ただ意見を述べただけで「民主主義の脅威だ」と騒ぎ立てる様子に、極めて違和感を覚える。

私はイーロン・マスクから一銭も受け取っていない。それに比して、むしろ選挙で支援を受けたのは、ジョージ・ソロスから資金提供を受けていた側である。
そのような状況下で「民主主義の危機だ」と叫ぶのは筋が通らない。敬意は払うが、私はそうした論調に賛同できない。
繰り返すが、私は彼に賛同する立場でも反対する立場でもない。しかしながら、「これは民主主義の危機である」とは、私は到底考えていない。
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