石破首相「日本のおいしい米を世界に」発言に批判殺到 国民にはカリフォルニア米
5月14日
2025年5月13日、石破茂首相の発言と大手流通企業イオンの動きが波紋を広げている。石破首相は、日本の米価高騰と流通の問題に関連し、「日本のおいしい安全な米を世界に提供するのは、日本がやるべき国際社会に対する責任じゃないか」と発言。これに対し、SNSを中心に国民から強い反発の声が上がっている。
発端となったのは、イオンが6月6日より都市部の店舗を中心に、米国カリフォルニア産カルローズ米100%使用の新商品「かろやか」を販売開始すると発表したことだ。価格は4kgで税抜2680円。イオンは約1万4000トンを輸入し、3カ月の期間限定販売を予定している。
産経新聞の報道によると、イオンは4月からも、カルローズ米と国産米をブレンドした低価格商品「二穂の匠」を販売しており、その売れ行きが好調だったことから、さらなる輸入米の拡充に踏み切ったという。
13日に行われた米国大使館のイベントでは、ジョージ・グラス駐日米国大使が「日本の消費者にとって新たな選択肢になる」とPR。イオン幹部も「カルローズ米の新たな魅力を知ってほしい」と述べた。
一方で、日本の米農家は増産を求められる一方、政府による主食用米の輸出促進と国内備蓄米の不足が問題視されている中で、「なぜ日本人には外国米を食べさせ、国産米を海外に売るのか」といった批判がネット上に殺到している。
Xでは、
• 「国民に提供せず、世界に売って美談扱い?」
• 「農家には値上げも補助もなく、庶民はカリフォルニア米」
• 「日本の米を守るどころか、切り売りしてるようなものだ」
など、石破政権の農政と食料安全保障への姿勢に対する不信感が噴出している。
政府は「国際貢献」と「価格抑制」の両立を目指すとしているが、国民の食卓を後回しにしてまで進める政策に対し、今後さらなる批判が高まる可能性がある。選挙を控えた与党にとって、食の不満は票の流出につながりかねない。
石破総理「日本のおいしい安全な米を世界に提供するのは、日本がやるべき国際社会に対する責任じゃないか」
石破総理「日本のおいしい安全な米を世界に提供するのは、日本がやるべき国際社会に対する責任じゃないか」
ちょっと何言ってるかわからない pic.twitter.com/FSwUAqLJXX
— Mitz (@hellomitz3) May 13, 2025
(@hellomitz3)氏のポストより