ディディの性被害者が性的人身売買事件を証言
5月14日
CBC、AP、BBCよれば、2025年5月13日、ニューヨーク連邦裁判所において、ショーン・“ディディ”・コムズ被告の性的人身売買および組織犯罪に関する裁判が行われ、元交際相手であるキャシー・ベンチュラ氏が証言台に立ち、涙ながらに証言した。
キャシー氏は19歳のときに37歳だったディディ被告と交際を始め、音楽レーベルと契約を結ぶが、次第にディディによる全生活の支配、暴力、そして「フリークオフ」と呼ばれる性行為パーティーへの強制参加を受けるようになったと証言。
これらの場では、雇われた男性エスコートと性交渉を持つよう命じられ、ディディが見ていたという。彼女はその行為が屈辱的で精神的に苦痛だったと語り、麻薬で現実逃避していたとも述べた。
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また、ディディは行為の内容、衣装、照明まで細かく指示し、彼女が拒否できない状況に置かれていたとされる。男性エスコートには最大6,000ドルが支払われ、事件は米国内外で繰り返されていたという。
検察は、こうした証言をもとにディディ被告が人身売買や売春目的の輸送に関与していたと立証を試みている。ディディ側は無罪を主張しており、キャシー氏への反対尋問は今後行われる見通しである。
ディディ被告は、組織犯罪、性的人身売買、売春目的の輸送などの罪で起訴されており、有罪となれば終身刑の可能性もある。一方、弁護団は、関係は合意に基づくものであり、性的行為も双方の同意によってなされたと主張している。裁判は今後数週間にわたり継続され、他の証人による証言も予定されている。
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