トランプ大統領「イランに核兵器を持たせるわけにはいかない」イランとの核合意が近づいていると述べる
2025年5月15日
ロイター、BBCによると、ドナルド・トランプ大統領は、イランとの核交渉において合意が近づいていると述べた。トランプ氏は、イランが「ある程度」米国の条件に同意したとし、「イランで核のちりを作らせることはない」と発言した。また、「彼らに成功してほしい。素晴らしい国になってほしい」と述べつつ、「ただし、核兵器は絶対に持たせない。それが唯一の条件だ」と強調した。さらに、トランプ氏は「暴力的な手段を取らずに合意に至ることができるかもしれない」と述べ、軍事行動の回避を望む姿勢を示した。 
この発言は、オマーンで行われた米・イラン間の間接的な核交渉の第4ラウンドを受けたものである。交渉では、ウラン濃縮の制限や核施設の解体などをめぐって意見の相違が続いているが、両国は外交的解決を目指して協議を継続している。
現在、米・イラン間の核交渉は継続中であり、次回の交渉は未定である。トランプ政権は、イランに対し核兵器の開発を断念するよう強く求めており、合意に至らない場合はさらなる圧力を加える可能性を示唆している。

トランプ大統領は、イランが核能力を保有できないという「条件にある程度同意した」との報道を認めた。 トランプ大統領は、現在「長期的な平和のためにイランと非常に真剣な交渉を行っている」と認めた。
.@POTUS: “You probably read today the story about Iran has sort of agreed to the terms. They’re not going to make, I call it in a friendly way, ‘nuclear dust’… I want them to succeed. I want them to end up being a great country frankly, but they can’t have a nuclear weapon.” pic.twitter.com/0s27Qm6qZy
— Rapid Response 47 (@RapidResponse47) May 15, 2025

そして今日、イランが条件にある程度同意したという話を聞いたかもしれない。「核のちり」──私はそう呼んでいるが、要するにイランで核のちりを作らせるようなことはさせない。我々は強い姿勢を取っている。私はイランに成功してほしいと願っているし、正直なところ素晴らしい国になってほしいとも思っている。ただし、核兵器だけは絶対に持たせない。それだけの話だ。30ページもかけて説明する必要なんてない。
必要なのはたった一文だけだ──「彼らは核兵器を持ってはならない」。それだけだ。そして、我々はおそらく、この問題を戦わずに解決する方向に近づいていると思う。二つのステップがあるんだ。一つはとても良い平和的なステップ。そしてもう一つは、誰も見たことがないような激しい暴力的なステップ。私は後者には進みたくない。だが、中にはそれを望む者も多い。だが私はやりたくない。
だから、どうなるか見てみよう。我々はイランと長期的な平和を目指して真剣な交渉を行っている。そしてもしそれが実現すれば、素晴らしいことだ。

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