米ニューオーリンズの刑務所で殺人容疑者ら10人が脱獄 2人を逮捕も8人が逃走中
AP通信、The Sun、The Timesによれば、2025年5月16日未明、米ルイジアナ州ニューオーリンズにあるオーリンズ・ジャスティス・センターから、殺人容疑者を含む受刑者10人が脱獄した。彼らは独房のトイレ裏に穴を開け、配管スペースを通って搬入口へと移動し、外壁を乗り越えて脱走した。発生は午前1時ごろとされるが、午前8時30分の点呼時まで発覚しなかった。
逃走後、受刑者たちは近隣の高速道路を横断し、市街地へと姿を消した。彼らのうち、ケンドール・マイルズとロバート・ムーディの2人はすでに再逮捕されたが、他の8人は依然逃走中である。
逃亡中の者の中には殺人、誘拐、違法武器所持などの重罪で起訴されている者も含まれている。脱獄者の一部は壁に「To Easy LOL(簡単すぎる 笑)」という挑発的な落書きを残していたという(記事以上)
本件は単なる「脱獄事件」ではない。氷山の一角であり、米国における刑務所制度の深刻な劣化を象徴している。トイレ裏の穴、機能していない監視体制、点呼まで気づかない職員、そして挑発的な落書き。これらの要素がすべて組み合わさって、受刑者が「遊ぶように逃げる」という現実が出来上がった。
また、脱獄した受刑者の多くが殺人などの重大事件の容疑者である点も看過できない。彼らが再び社会に姿を現すことは、地域住民にとって重大な安全保障リスクとなる。
加えて注目すべきは、「組織としての責任不在」である。3人の職員が停職されたことは事実だが、それは“末端のスケープゴート”に過ぎない可能性がある。施設全体、さらには州政府や連邦レベルでの監視と再構築が求められている。
米国の刑務所は長年にわたり過密、老朽化、そして人手不足といった課題に直面してきた。本事件は、それがもはや内部崩壊のレベルに達していることを警告している。

ニュース:ニューオーリンズのオーリンズ・パリッシュ刑務所から10人の受刑者が脱走する映像が公開される。
BREAKING: Video footage of the 10 inmates escaping Orleans Parish Jail in New Orleans
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) May 16, 2025

ネットの声
警備員は居眠り?外で一服? 映画を見ていた?
So guards were napping? Outside having a smoke? Watching a movie?
— ⚜️ MLCVE ⚜️ (@MLCVE1234) May 16, 2025
ニューオーリンズの刑務所、まるで脱出ゲームかよ。「To Easy LOL」とか完全に舐められてるやん…これは国家レベルの恥だろ。
殺人犯含む10人が脱獄して、点呼まで気づかないって何?この国、刑務所も人手不足なのか。
「配管スペースから脱走」って、マリオかよ…。笑えない。
3人の職員が停職になったらしいけど、こんなの構造レベルの問題じゃん。責任はもっと上だろ?
「To Easy LOL」って落書き残して逃げたって、完全にゲーム感覚。これ、映画化されそうなレベル。
殺人や誘拐の容疑者が逃げてるのに、市民にろくな警報出てないの、やばすぎない?
刑務所の壁の裏に穴?トイレの裏?セキュリティどうなってるの?てかそんな脱走ルートがあったことに驚き。
保安官が「職員の関与も否定できない」とか言ってるけど、内部協力なしでこんな脱走できるか普通。
FBIとUSマーシャルが動いてる時点で、事の重大さが分かる。これもう「事件」じゃなくて「危機」。
こういう脱走事件って、結局いつも「また起きる」。今回こそ、本気で刑務所システム見直せ。もう限界だよ。

参考記事

