消えた「安全資産」 中国・西安で国債トラブル 連日数百人が政府前で抗議
5月18日
2025年5月17日付のエポックタイムズによると、中国陝西省西安市で、市財政局が認可したとされる国債販売機関が突如営業を停止し、数千人の投資者が資金を引き出せない事態に陥っている。被害総額は100億元（約2千億円）を超えるとみられ、多くの高齢者が「政府が保障する安全な投資先」と信じて資金を預けていた。
この機関は1996年に設立され、長年にわたり「西安市財政局の正式機関」として信頼を得ていた。関係者には財政局職員の家族も含まれており、政府系と信じられていた。しかし、2024年3月末に突然営業を停止し、その後は警察による捜査名目で施設が封鎖された。
以降、投資被害者らは西安市政府や財政局の前で連日デモ抗議を続けている。「カネを返せ！」と叫ぶ群衆には、農村の老夫婦、生活費が尽きた年金生活者、「孫の学費を預けていた」と涙を流す祖母の姿もある。投資被害者たちは監視下に置かれ、「北京へ陳情に行こうとすると直ちに妨害される」と訴えている。当局による正式な説明がないまま、抗議の声はSNSで検閲され抑え込まれている。
ネットの声
・高齢者だましといて、政府はダンマリ？これ詐欺でしょ完全に。
・国が認可したって信じた人が悪いのか？違うだろ。責任取れ。
・被害者を拘束って何？加害者が国家ってことかよ。
・また中国共産党の十八番、騙して沈黙させて終わりか。
・泣いてるおばあちゃんの話見たら胸が締め付けられた。あんまりだ。
・SNS検閲で何も言えないとか、今の中国ほんとディストピア。
・「正式機関」って看板使って詐欺とか、犯罪のプロじゃん。
・老後の生活費まで奪っておいて、無視して逮捕とか狂ってる。
・北京に陳情したら妨害されるとか、終わってんなこの体制。
・共産党ってマジで国民を人間として扱ってない。怒りしかない。
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