ソロスとオバマが動いた――ポーランド選挙に介入するグローバリストの最終戦
ポーランドでは、2025年5月18日(日)に大統領選挙の第1回投票が実施された。現職のアンドジェイ・ドゥダ大統領の任期満了に伴う選挙で、過半数を獲得した候補がいなかったため、6月1日(日)に上位2名による決選投票が行われる予定である。
極左候補:ラファウ・トシャスコフスキ
• ワルシャワ市長で、与党「市民連合」の候補者。
• EUとの関係強化や司法改革、LGBTQ+の権利擁護を掲げている。 
保守候補:カロル・ナヴロツキ
• 歴史家で、最大野党「法と正義(PiS)」の支持を受ける候補者。
• 国家主義的な政策や移民制限、ウクライナ支援の見直しを主張している。 

HAPPENING NOW: GLOBALISTS ARE MAKING THEIR LAST STAND
“Thats why Barack Obama, Valerie Jarrett, and Soros himself, are in Poland right now.” @JackPosobiec pic.twitter.com/GJL5zoSd33— Real America’s Voice (RAV) (@RealAmVoice) May 16, 2025

グローバリストたちは今、ポーランドに全力を注いでいる。今週末にはポーランドの大統領選挙の第1ラウンド、そしてルーマニアの選挙第2ラウンドが行われる。どちらも日曜日に実施される予定だ。
なぜこれがそれほど重要なのか。それは、グローバリストたちのプロジェクト——過去2~3年、いや本当は10年にわたって続いてきた「ウクライナ計画」が背景にある。
この「ウクライナ計画」とは、ウクライナを代理戦争の拠点として利用し、ロシアの政権転覆を狙い、現在のロシア政府を排除した上で、1990年代のクリントン政権時代のようにロシアを再び支配下に置こうとするものだった。その際に用いられたのが「ショック療法」やエリツィンを通じた間接的な統制である。
ところが今、トランプ大統領が登場し、「和平交渉」を呼びかけている。その和平交渉は実際に現在イスタンブールで進行中であり、ウクライナ側とロシア側の間で約2,000人規模の捕虜交換が行われている。また、戦死者の遺体交換も行われている。

これらはすべて、トランプ大統領が「戦争を終わらせる」と明確に意思表示をしたからである。さらに彼は、イランが核濃縮を停止する可能性のある合意にも向かっており、これまでは空爆なしでは不可能と考えられてきたような外交的成果を、彼の交渉力と意思の力で進めている。
では、なぜグローバリストたちはポーランドに注力しているのか?それは、ルーマニアで敗北したからである。我々は1週間前、ルーマニア大統領選挙のトップ候補者にインタビューした。そして不正や操作、2020年のような干渉がなければ、ナショナリスト・ポピュリストが勝利する見通しだ。
もしそうなれば、ハンガリーからルーマニアにかけて、そしてポーランドにもその波が広がることになる。これらの国に共通しているのは何か?それはウクライナと接する大規模な陸上国境を持っていることだ。

ルーマニアはウクライナとの国境だけでなく、黒海へのアクセスも持っている。そしてポーランドはウクライナと最も長い陸上国境を接しており、NATOがウクライナへ武器を供給するための最大の経路となっている。
すべてはポーランドを通ってきた。だからこそ、グローバリストたちはポーランドで最後の抵抗を試みている。ナショナリスト・ポピュリスト候補に勝たせまいと、グローバリスト側の候補者を勝たせようとしているのだ。
なお、ナショナリスト側の候補であるカロル・ナヴロフスキ氏は最近、ホワイトハウスでトランプ大統領とも会談している。
すべてはこの選挙で決着する。だからこそ、バラク・オバマ、ヴァレリー・ジャレット、さらにはジョージ・ソロス自身が、今ポーランドに入っているのである。
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