「コロンビア大学は認定基準を満たしていない」と米政府が発表
NYP、ロイターによると、2025年6月4日、米国教育省はコロンビア大学が連邦の反差別法に違反し、認定基準を満たしていないと発表した。これは、同大学がユダヤ人学生に対する嫌がらせを適切に防止できなかったことが主な理由である。この発表により、コロンビア大学は連邦学生援助の資格を失う可能性がある。教育省は、同大学の認定機関である中部高等教育委員会に対し、大学の認定資格を剥奪するよう要請した。
教育省のリンダ・マクマホン長官は、コロンビア大学が2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃後、ユダヤ人学生に対する嫌がらせに「故意の無関心」を示したと非難した。この行為は、1964年の公民権法第VI条に違反しており、連邦資金の受給資格を失う可能性がある。

コロンビア大学は、連邦政府と協力して問題に対処していると述べ、キャンパス内の反ユダヤ主義に対抗するための改革を実施していると主張している。しかし、教育省は、大学が連邦の民権法に準拠するまで、認定機関が適切な措置を取るよう求めている。
この動きは、トランプ政権がハーバード大学など他のエリート大学にも同様の圧力をかけている中でのものであり、大学の認定と連邦資金の受給資格に対する監視が強化されていることを示している。

コロンビアの抗議活動参加者はハマスの過激派組織アルカッサム旅団と直接関係していた
Today’s cover: Columbia protestor had direct link to Hamas’ deadly al-Qassam Brigades militant group: DOJ https://t.co/ePcL8QUrL1 pic.twitter.com/HHoCqYGixJ
— New York Post (@nypost) June 4, 2025

Thepostmillennialによると、2025年6月4日、米司法省は、コロンビア大学周辺での反イスラエル抗議活動中にユダヤ人に対する暴力行為を行ったとして、20歳のニューヨーク市出身のタレク・バズルークをヘイトクライムで起訴した。バズルークは、ハマスの軍事部門であるアル=カッサム旅団の公式スポークスマン、アブ・オベイダからの更新を受け取るチャットグループに参加していた。 
バズルークは2024年4月から2025年1月にかけて、コロンビア大学近辺での親パレスチナ抗議活動中にユダヤ人に対する暴力行為を複数回行ったとされる。彼の携帯電話からは、ハマスやヒズボラを支持するプロパガンダや、ユダヤ人に対する憎悪を示すメッセージが発見された。また、彼の自宅からは武器や模造銃、75万ドルの現金が押収された。
参考記事


(画像:NYP)